2011年10月16日
2強対決の色合いが強いレースを制したのはアヴェンチュラ。
桜花賞、オークスこそ怪我で棒に振ったが、復帰後重賞を含む2連勝。とりわけクイーンSはアパパネ、ブエナビスタを除くヴィクトリアマイル組を撃破した強い内容。これでスプリンターズSに続き、前走北海道組がG�気鮴�することとなった。
ホエールキャプチャは外枠が響いたか。
目立ったコースロスもなく進めたとは思うが、この日の京都芝は極端なイン伸び馬場。レースぶりこそ王道だったが、この日の馬場でその競馬をしてしまっては届かない。内枠を利して終始インを通ったキョウワジャンヌとは対照的だった。
さて、秋華賞のポイントは前述のイン伸び馬場にあったと思うが、それ以上に重要だったのが小回りへの適性。内回りコースで行われる秋華賞では3〜4コーナーで位置取りを上げていくことができる器用さが求められ、弾けきれなかったホエールキャプチャ、4コーナーで位置取りを下げてしまったマルセリーナにはそれが足りなかった。
反対に、アヴェンチュラはまさしく小回りの鬼。
北海道での2勝を含め、これで直線の短い小回りコースでは【3・1・0・0】。マクって直線入り口で早々に先頭に立ったレースぶりはまるで中山の鬼・マツリダゴッホのようだった。
ちなみにアヴェンチュラについてだが、競馬天気火曜コラム「データ分析」で火曜日の段階で推奨していた。以下、コラムから引用する。
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（コラム：データ分析）
【ローテーションで見るオススメ馬】
★アヴェンチュラ
→過去10年、前走クイーンS3着内は【0・1・1・1】複勝率66.6％。洋芝に良績が集中しているだけに高速馬場の京都替りは不安だが、ゆったりとしたローテーションで臨むことができる点は魅力だ。
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順当に行けばアヴェンチュラはエリザベス女王杯を目指すことになりそうだが、アヴェンチュラ＝小回りの鬼＝第二のマツリダゴッホと考えると、内回り→外回りの舞台替りはプラスとは言えないだろう。今の充実ぶりからこなしてもおかしくはないが、パフォーマンスが低下する可能性があるということは指摘しておきたい。
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