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【ヴィクトリアM】デアリングタクト テイオー超えの復活へ躍動感たっぷり!杉山晴師「今までで一番」

2022年05月12日

 実力派の牝馬が集結!春の古馬女王を決める「第17回ヴィクトリアマイル」の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。昨春の香港遠征以来、中384日で復帰戦を迎えるデアリングタクトは松山を背に栗東坂路しまい重点。人馬の息が合った動きで好仕上がりをアピールした。12日に出走馬が確定し、13日に枠順が発表される。
 ようやくターフに帰ってくる。一昨年の3冠牝馬デアリングタクトは昨年4月の香港クイーンエリザベス2世カップ3着後、右前肢の体部けいじん帯炎で休養へ。1年1カ月ぶりの実戦となる。共同会見に臨んだ杉山晴師は慎重に言葉を選びながら話し始めた。

 「ここまで来られたのは牧場を含めた皆さんのおかげです。脚元を気にしながらというより競馬に向けて、しっかり仕上げていく調整ができました」

 追い切りは朝一番、松山を背に坂路へ。最初の2Fは15秒4、14秒3とゆったり入り、そこからスムーズに加速していく。軽快なフットワークで駆け上がり、ラスト1F12秒6でフィニッシュ。終始、楽な手応えで4F55秒4にとどめたが先週までに十分、負荷をかけられている。人馬がぴったり呼吸を合わせ、動きに躍動感があった。松山が納得の表情で切り出す。

 「先週までに負荷をかけ、最終追いはいつも通り。輸送もあるのでオーバーワークを避けたが、動きはまとまっていました。いい動きだったと思います」

 昨春、初の海外遠征は想像以上にハードだった。その前の金鯱賞(2着)から体重が6キロ減の464キロ。大幅に減ったわけではないが環境の変化への対応など、やはり難しさがあったようだ。指揮官は「今、体重は480キロ台の後半。輸送を挟むので480キロくらいになると思う。体の張り、毛ヅヤ、内臓面のコンディションは今までで一番。いい状態なので調教で、しっかり攻めることができました」と手応えを伝える。

 復帰戦は東京マイル。コース自体は一昨年オークスV、ジャパンC3着で経験している。「休み明けなので長い距離よりもマイルくらいがいい。ジョッキーも言うように以前よりピッチ寄りのフォームになっている感じなので距離は合うと思います」と舞台を歓迎する。ブランクをはね返し、再び牝馬戦線の頂点へ。自信を持って府中に乗り込む。 

 《93年有馬では中363日》デアリングタクトを含めて過去6頭の3冠牝馬が誕生。06年創設のヴィクトリアマイルは11年に当時4歳のアパパネ、20年に当時5歳のアーモンドアイと2頭の3冠牝馬が勝利を収めている。また、中384日の出走でデアリングタクトが勝てば93年有馬記念・トウカイテイオーの中363日を更新し、JRA・G1最長間隔V記録(84年のグレード制導入後)になる。

 《東京に縁ある一族》デアリングタクトの祖母デアリングハートは現役時代、藤原厩舎に所属。05年NHKマイルCで10番人気2着、07年ヴィクトリアマイルで8番人気3着と東京芝1600メートルのG1で高配を提供した。他にも06年&07年府中牝馬S連覇、祖母の半兄ピットファイターは04年武蔵野S勝ちがあり、デアリングタクトの20年オークスVを含め、この一族は東京に縁がある。


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