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ロードカナロア×スプリンターズS×岩田康誠。データを徹底分析!

2012年09月26日

スプリンターズSが行われる今週。近年この路線のど真ん中に立っている安田隆行厩舎所属馬が人気の中心ですが、その3頭(カレンチャン、ロードカナロア、ダッシャーゴーゴー)はいずれも前哨戦で敗戦。ここにきて暗雲が立ち込めてきました。伏兵陣の台頭も十分考えられそうです。

そこで競馬天気では火曜日から金曜日までの4日間、2012年スプリンターズSを馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この4日間の連載をお楽しみください!

さて、第2弾となる今回はいまだ3着内率100%、同厩舎の先輩・カレンチャン超えを狙うロードカナロアについて分析していきます。


【1】ロードカナロアと中山芝1200mとの相性は?

僕個人の意見ですが、ロードカナロアって成績の割に突き抜けた強さを感じないんですよね。なんら知らぬ間にG1の舞台まで辿りついたというか。この違和感何だろう、って思ってたらその理由が何となくわかりました。

直線平坦コース【6・2・0・0】
直線急坂コース【0・2・1・0】

坂をグイグイ駆け上がり、他馬をねじ伏せるが如く勝ち切る。ここに「突き抜けた強さ」を感じているのだと思います。だからこそ、ロードカナロアにとって急坂の中山芝1200mはあまりにも不安過ぎる。

急坂で前に行くと終いが甘くなることは高松宮記念・セントウルSで証明済み。となると、ここは思い切って後方から行くのか・・・いずれにせよ、前走と同じ競馬ではまず勝てないでしょう。


【2】ロードカナロアのローテーションは?

過去10年、前走セントウルS組の成績は【4・4・4・42】複勝率22.2%。可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。ただ、前走3着内と4着以下とでは前者が【3・3・1・13】複勝率35.0%、後者が【1・1・3・29】複勝率14.7%とその差は歴然です。

ロードカナロアはセントウルSでも連対を外さなかった点は評価して良いでしょう。「まだ見ぬ成長力」がそこにあれば、少なくともセントウルS組には先着されないような雰囲気があります。

ただ、気がかりなのが中3週で臨むローテーション。

シルクロードSを含めた近4走すべてが中8週以上の休み明け。間隔が詰まり、なおかつ輸送を挟む今回のローテーションは不安材料と言わざるを得ません。


【3】ロードカナロアの血統は?

ロードカナロアの父はキングカメハメハ。芝1200mのロードカナロアから芝3400mのケイアイドウソジン、ダート1200mのタイセイレジェンドからダート2000mのハタノヴァンクールまで幅広い条件で活躍馬を輩出している非サンデーサイレンス系では最強の種牡馬です。

では、ここでざっくりとキングカメハメハ産駒の9~10月中山芝での距離別成績を。

◇芝1200m【2・2・3・9】複勝率43.7%
◇芝1600m【4・5・3・27】複勝率30.7%
◇芝1800m【1・0・2・4】複勝率42.8%
◇芝2000m【1・3・4・15】複勝率34.7%
◇芝2200m~【0・0・0・8】複勝率0%

秋の中山開催はオール野芝の高速馬場。G1で比較したとき、ロードカナロアにとって洋芝ブレンドで時計が恐ろしいほどかかっていた高松宮記念より断然走りやすい条件と言えそうです。


【4】ロードカナロアの騎手・岩田康誠騎手は?

スプリンターズSでロードカナロアに騎乗を予定しているのは岩田康誠騎手。2012年日本ダービーを制するなど、今もっとも脂の乗っている騎手です。

で、この岩田騎手。今年のG1ではとにかく乗れていて。

【3・1・1・3】複勝率62.5%というちょっと強い競走馬みたいな成績をG1という舞台でやってのけています。特筆すべきはこのなかに1番人気馬での騎乗がないこと。ちょっと前の武豊騎手がそうであったように「G1ではとりあえず岩田康誠を押さえておけ」という新たな格言が生まれつつあります。


◇あすは「パドトロワ×スプリンターズS×安藤勝己。データを徹底分析!」をお送りします!(続)
(競馬天気:スプリンターズS特別企画)

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