セラフィックロンプ、外差し馬場で悲観する内容ではなくエリザベス女王杯で注

2011年10月17日

【4回東京4～5日目馬場傾向】

東京芝は4日目が稍重/水少→2Rから稍重/水多、5日目が重/水少→5Rから稍重/水多→10Rから稍重/水少。「内から乾く」東京芝の特徴から5日目はイン有利の馬場が想定されたが、異常なまでに外差しが決まっていた。
東京ダートは4日目が稍重/水少→5Rから良/水多、2日目が良/水少、5日目が稍重/水少→4Rから良/水多。馬場が渋って前が止まらない馬場になり、時計も速くなっていた。

●4回東京4日目　10R　4着ドリームリバイバル

2戦続けて連対を果たしているにもかかわらず7番人気という低評価に甘んじていたが、4着に入る好走を見せた。同馬は暮れの中山・阪神ダートに良績が集中しているように時計のかかる重いダートを得意としており、稍重/水多での今回の好走は自力強化と見ていいだろう。今開催は別として、暮れの中山・阪神開催良馬場で狙ってみたい1頭だ。

●4回東京5日目　9R　7着セラフィックロンプ

昨年の2着馬ながら14番人気という評価で臨んだレースで7着。やはり人気通りといった印象だが、極端な外差し馬場だった日曜東京で内枠から先行馬して0.4秒差なら上々だろう。もともと休み明けで走るタイプではなく、エリザベス女王杯が行われる京都2200mはアパパネ、ドリームジャーニーと0.2秒差の競馬をした舞台。後方脚質の馬が多い今年のエリザベス女王杯を考えると、一発があってもおかしくない。

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【5回京都3～4日目馬場傾向】

京都芝は3日目が重/水少→6Rから稍重/水多、4日目が重/水少→7Rから稍重/水多→8Rから稍重/水少。2歳未勝利・芝1600mで1分34秒7という時計が出ており、馬場は悪くとも依然として時計の出る馬場コンディション。また、人気薄で好走した馬のほとんどが逃げ・先行馬or内枠を引いた馬だった点から、イン有利の傾向が出ていた点に注意したい。
京都ダートは3日目が不良、4日目が不良→7Rから重/水多。この馬場で一気に時計が速くなっており、脚質どうこうよりもこの馬場に適性があるか否かが分かれ目。人気で凡走した馬も人気薄で好走した馬も、今回の結果を鵜呑みにしないようにしたい。

●5回京都3日目　7R　1着トウカイパラダイス

少頭数のスローで展開も向いたが、上がり33.4秒の脚を使い完勝。同馬が芝で挙げた2勝はいずれも阪神→京都替りのものであり、現状平坦巧者なのだろう。また、2勝が稍重～重馬場だった点から、昇級後も平坦＆渋った馬場なら侮れない。

●5回京都4日目　11R　1着アヴェンチュラ

イン有利の馬場で内枠を引き、ロスなく進出。早め先頭に立つとそのまま悠々押し切った。小回りを勝つためのお手本とも言える競馬であり、北海道での2戦が実を結んだ結果となった。次走はエリザベス女王杯を目指すとのことだが、秋華賞→エリザベス女王杯を制した馬はファインモーション、ダイワスカーレットのみ。適性がまるで異なるコースということで、過信は避けたいところだ。

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【5回新潟1～2日目馬場傾向】

新潟芝は1日目が稍重/水少→9Rから良/水多、2日目が稍重/水多→5Rから稍重/水少→9Rから良/水多。開催終了後に芝の張り替えを行わなかったということもあり、開幕週から差し・追込が利いていた。上がりも極端に速いわけではなく、夏の新潟とはまったくの別物。土曜7Rのゴールデングローブや12Rのメジロガストンのように前走洋芝の北海道組が激走を見せており、分類としては重い芝なのかもしれない。
新潟ダートは1日目が稍重/水少、2日目が不良→9Rから重/水多。こちらは特に目立った傾向は見られなかった。

●5回新潟1日目　4R　1着パライバトルマリン

叩き2戦目、急坂→平坦替りであっさり勝利。同馬が挙げた2戦すべてが急坂→平坦替りということで、平坦向きなのは間違いないだろう。とはいえ2走前の中山ダート1200mは勝ち馬から0.5秒差と大負けしているわけではなく、得意な渋った馬場なら急坂コースでも軽視しないようにしたい。

●5回新潟2日目　12R　1着ヤマカツハクリュウ

新潟に照準を絞ったレースできっちり勝ち上がった。同馬は芝路線転向後、一貫して直線の長い外回りコースを使われており、またそこで結果を出している。今後もこの条件で積極的に狙っていきたい1頭だ。

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