2011年05月23日
【3回東京1〜2日目馬場傾向】
東京芝は1日目が良/水少、2日目が11Rから良/水多→12Rが稍重/水少。土曜9Rのガーベラ賞で1分20秒9という先週の京王杯SCと0.7秒差の時計が示すように超のつく高速馬場。当然求められる上がりも速くなり、メイSを制したダンツホウテイの上がり3Fは33.2秒。雨により稍重/水少で行われた日曜最終レースでも上がり3F32.5秒という数字が出ており、開催が進むにつれて高速馬場化が進んでいる。
東京ダートは1日目が良/水少、2日目が11Rから良/水多。芝の高速化とは反対にこちらは力の要る乾いたダートとなっており、時計を要する馬場。ただ、日曜には未勝利戦で1分38秒2という前日の1000万下と0.4秒差の好時計が出ており、1日の間に馬場が変わっていた点には注意したい。
●3回東京1日目 11R 3着オペラブラーボ
長期休養明け2戦目できっちり変わり身を見せた。同馬は芝2000mの持ち時計1分57秒5、芝1800mの持ち時計1分45秒0が示すように高速馬場には滅法強い。関西圏で実績のない同馬にとって、高速馬場かつ関東圏の場所といえば東京と新潟。今後、夏の新潟を使われるようなことがあれば狙ってみたい1頭だ。
●3回東京2日目 12R 6着タイガーストーン
東京では【0・0・0・4】とまったく実績がなかったが、上がり3F32.5秒という鬼脚を使い5着まで追い込んだ。同馬は叩き3戦目の成績が【1・1・1・0】という叩き良化型で、距離短縮時の好走率が高い。この日の東京芝が外差しの利かない馬場だった点を踏まえると、開催後半の京都・阪神あたりでの激走が期待できる。
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【3回京都9〜10日目馬場傾向】
京都芝は9日目が良/水少、10日目は2R〜4Rまでの間で稍重→不良、8Rから重/水多。土曜日はテレビ愛知オープンを制したヘッドライナーの勝ち時計1分20秒0が示すように東京に匹敵する負荷の軽い高速馬場だったが、雨が降った日曜日に一変。負荷が軽い馬場ゆえに馬場の移り変わりが速く、2R〜4Rの間で稍重から不良まで馬場が悪化していた。
京都ダートは9日目が稍重/水少→7Rから良/水多、10日目は2R〜4Rまでの間で稍重→不良。馬場が一気に悪化した日曜京都は超のつく高速馬場。東海Sでは従来のレコードを1.7秒更新する時計が出ており、馬場巧拙の差が出た1日だった。
●3回京都9日目 4R 1着スマッシュスマイル
3〜4コーナーで位置取りを下げてしまうシーンも見られたが、終わってみれば上がり3F最速の脚でインから突き抜けた。この手のタイプは小回りでこそ末脚を発揮することが多く、一見向きそうな京都・阪神・新潟外回りといった条件では伸びきれないことが多い。時計がかかったほうが良いタイプでもあり、今後はローカルや外差し馬場のほうに高い適性を発揮していく可能性が高いだろう。
●3回京都10日目 11R 6着バーディバーディ
GI3着2回の実績馬だが、6着と人気を裏切ってしまった。前回より-1kgの斤量での敗戦ということで評価が下がりそうだが、レコードが出た高速馬場が向かなかったのだろう。東京大賞典やフェブラリーSの結果が示すように時計がかかり、力の要るダートでは現役トップクラスの実力を誇るだけに、次走力の要る良馬場でレースを迎えることができれば巻き返しは必至だ。
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【1回新潟9〜10日目馬場傾向】
新潟芝は9日目が良/水少、10日目が稍重/水少。見た目からも馬場の荒れ具合が伝わってくるほどで、インを通った馬は壊滅状態。そんな馬場コンディションのなか、前に行って好走した馬の特徴として挙げられるのが「長めの距離適性」「ダート適性」。中央場所で切れ味を発揮してきた馬にとっては厳しい馬場コンディションと言えるだろう。
新潟ダートは9日目が良/水少、10日目が稍重/水少。こちらは相変わらず逃げ・先行馬有利の馬場だった。
●1回新潟9日目 12R 1着サアドウゾ
新潟直線1000mは初めてだったが、道中後方に構えて抜け出すタイミングを計る余裕綽々のレースぶり。テンのスピードが強調される新潟直線1000mだが、実は道中タメを作ることができる外差し馬がもっとも信頼できる。同馬はその最もたるであり、次走同じ条件を使われるようならそこでも中心視できる。
●1回新潟10日目 6R 2着リビングストン
約1年の休み明け、外差し馬場で内枠と悪条件が重なったにもかかわらず、2着に好走した。直線入り口部ではいったん置かれる場面もあったが、そこから盛り返して伸び続けた脚は新潟外回り向きと言える。この馬場であれだけの走りをしただけに反動が心配ではあるが、引き続き新潟外回りコースを使われるようなら次は確勝だろう。
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