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【函館スプリントS】カレンモエ 重賞初勝利へ動き絶好、札幌芝コース単走でキレキレ

2021年06月10日

 サマースプリントシリーズの開幕を告げる「第28回函館スプリントS」(13日、札幌)の追い切りが札幌、函館競馬場で行われた。札幌芝コースで絶好の動きを見せたのが鮫島克駿(24)が騎乗したカレンモエ(牝5=安田隆)。好走が約束された“純血スプリンター”が待望の重賞初勝利を目指す。
 4F53秒4〜1F11秒9。あくまでカレンモエの気持ちに任せた走りで出た好時計。タイムを伝え聞いて驚きの表情を浮かべたのが鮫島駿だ。「えっ!?速いですね。自分の体感よりも速い。全然、楽に動けていましたけど」。キレキレの動きが鞍上の時計感覚を狂わせた。

 青々とした札幌芝コースで単走。洋芝の感触を楽しむようにピッチが上がる。「気負わず伸び伸びと走れていた。栗東にいる時と変わらず落ち着いていた」(鮫島駿)。大半の函館SS組が追い切った後の登場だったが、そのスピード感は明らかに上位。主役であることを印象づける最終リハだった。鞍上は「新馬の前から調教に乗ってきましたが、大事に使ってきたこともあって能力に体がついてきた感じです」と本格化を伝えた。

 鮫島駿が「スプリントの王者になれる裏付けがある血統」と話す通り、父はロードカナロアで母がカレンチャン。両親がそれぞれスプリントG1を制覇。そして、函館SSは昨年同じ安田隆厩舎でカナロア産駒のダイアトニックが制し、11年には母がスプリント重賞初制覇を果たした一戦だ。「高速馬場よりは(洋芝の方が)いい。力の要る馬場もこなしているし、週末の雨予報も気にしていません。この馬の能力を信じて乗れば展開がどうとかは関係ない。馬自身の力を出せれば結果は出せると思います」と一貫して力強かった。

 24歳のホープ・鮫島駿は7月25日のアイビスサマーダッシュ(新潟)に19年の覇者ライオンボス(牡6=和田正)で参戦予定。2戦の結果次第ではサマージョッキーズシリーズ制覇も現実味を帯びる。「ここで秋につながる走りを期待したい」。カレンモエの将来を思って出た言葉だが、自身の飛躍も懸かる一戦となる。


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