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【エプソムC】エイシンヒカリ 異例の併せ馬も“光速”ラスト11秒8

2015年06月11日

「第32回エプソムC」(G3、14日東京)と牝馬限定のハンデ重賞「第20回マーメイドS」(G3、14日阪神)の最終追い切りが、10日に東西両トレセンで行われた。エプソムC組では7戦6勝の快足馬エイシンヒカリが、栗東でスピード感満点の走りを披露した。 【エプソムC】

 異例の併せ馬で、非凡なスピードを発揮した。快足馬エイシンヒカリはCWコース単走の予定だったが、直線手前で他厩舎2頭と併せる形に。並ばれた瞬間、ハミをグッと取りペースを上げた。騎乗した坂口助手が懸命になだめながらも、ラスト1Fは11秒8をマーク。余裕の“最先着”を果たした。引き揚げてきた同助手は苦笑いを浮かべる。

 「(他馬が)後ろから来ているのは馬も気づいていたし、並んだ時にハミを取った。直線は(抑えるのが)しんどかったね。時計はもう少し遅くてもよかったが、思ったより出たね」

 今年初戦の都大路Sを逃げ切り、7戦6勝。デビュー戦を快勝した後は“迷いのない逃げ”で結果を出してきた。同助手は「以前は使うごとにうるさくなってきたが、今回は使った後も落ち着いている」と精神面での成長に目を細める。

 燃えやすい気性の持ち主。今回はパドックだけブリンカーを着用して万全を期す。坂口師は「周りに人がいるとイレ込んでしまうから」と説明。状態面については「変動のないタイプ。使った上積みはないけど、“下積み”もないよ」と、笑い飛ばす余裕を見せた。

 コンビを組む武豊はサイレンススズカ、トウケイヘイローなど逃げ馬でも数々の重賞タイトルを手にしている。前走で初めて騎乗したパートナーの印象について「イレ込みがきつかったね。決して素直じゃないが、レースでは暴走までいかなかった」と振り返る。

 前走は前半600メートルから1F11秒9のラップを3連発。名手は絶妙のペースコントロールでレースを支配した。鞍上は「掛かるのは許容範囲内。ラストもしっかりしていた。能力は高い」とポテンシャルを評価。

 舞台となる東京はアイルランドT(1着)以来。当時は直線で大きくヨレ、外ラチ沿いに進路を取りながら押し切った。坂口師は「右回りでも内にモタれるからね。矯正できないモタれ方はしないと思う」と不安を一蹴。作戦についても「大逃げ?それしかないやろ」とキッパリ言い切った。名手を背に“超特急”ヒカリが府中のG3戦も支配する。

(スポニチアネックス)

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