2010年12月10日
馬場改修後、5年目を迎える2歳牝馬GI・阪神JF。現コースでの開催となってからウオッカ、ブエナビスタ、アパパネと名牝を続々輩出しているレースだが、今年もレーヴディソール、ダンスファンタジア、アヴェンチュラなど来年の牝馬クラシックの中心を担うであろう逸材が揃った。
過去4年の阪神JFにおける上がり3F最速馬の成績は【2・1・0・1】複勝率75.0%。唯一馬券圏内を外したのは昨年のタガノエリザベートだが、昨年にしても上がり3F2位をマークしたアパパネが制している。過去4年の連対馬8頭中7頭が上がり3F3位以内をマークした馬であり、何よりも切れ味が問われるレースと言えるだろう。
そこで今回も上がり3F最速を使った回数と上がり3F最速率を出していくわけだが、2歳戦ということで近5走を比較材料とした最速上がりと上がり3F3位以内を使った回数については割愛させていただくこととする。また、キャリア2戦以上の馬を対象とした。
(左から馬名、最速上がり3F、上がり3F最速計時回数、上がり3F最速率)
・レーヴディソール 33.7秒 2回 100%
・ダンスファンタジア 33.8秒 2回 100%
・アヴェンチュラ 34.4秒 2回 100%
阪神JFで人気が予想される「3強」が、上がり3Fにおいても抜けた結果を残している。レースの格だけを見ると牡馬混合のG�兇脳紊�り3F最速を使って勝利を収めたレーヴディソールの価値がもっとも高く映るが、牡馬混合のG�靴脳紊�り3F最速を叩き出し2着に食い込んだアヴェンチュラも、世間が与える評価以上の差は感じないように思える。何より前走は上がり3Fの切れ味を生かしにくい洋芝が舞台だっただけに・・・ダンスファンタジアは近2走が牝馬限定戦であったことが評価を難しくしている。
そこで、今度は上記3頭が上がり最速で勝ったレースにおける「上がり3F2位だった馬との上がりタイムの差」を比較してみたい。そうすることで、その馬の上がり3Fが絶対的なものか相対的なものかを弾き出すことができる。
・レーヴディソール 33.7秒→次位との差0.4秒
・ダンスファンタジア 33.8秒→次位との差0.0秒
・アヴェンチュラ 34.4秒→次位との差0.9秒
相手関係や脚質を考慮する必要は当然あると思うが、数字だけを見れば「アヴェンチュラの上がり3Fは絶対的なものである」と断言することができる。また、アヴェンチュラが洋芝の札幌2歳Sにおいて上がり3Fで次位に0.1秒しか差をつけられなかったのに対し、札幌の新馬戦で次位に0.4秒もの差をつけたレーヴディソールの上がり3Fのパフォーマンスも称賛されて然るべきものだろう。
当欄では、甲乙つけがたい上がり3Fでのパフォーマンスを持つアヴェンチュラ、レーヴディソールの2頭を推奨馬とする。
(競馬天気:金曜コラム・データ室「データアラカルト」から)
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