2013年02月01日
主に「枠順」にスポットを当て、その週のビッグレースを分析していくこのコーナー。今週は東京新聞杯です。
開催時期の割には毎年好メンバーが集まる印象で、今年もヴィクトリアマイル２着馬ドナウブルーほか古豪が多数参戦。大荒れこそないものの、人気薄が間に入る「チョイ荒れ」が多いレースという点がポイントです。
そして、いざ枠順発表。
ドナウブルーは５枠９番・・・これはイヤな枠に入りましたねぇ。
過去10年の東京新聞杯で、５枠を引いた馬の成績はこんな感じです。
◎５枠【１・１・０・18】複勝率10.0％
昨年のフレールジャックをはじめ、過去10年で３番人気内馬４頭が馬券圏外に敗れている縁起の悪い枠。東京新聞杯が牝馬受難のレースという点も含め、ドナウブルーには不利な条件が揃ってしまいました。
そこで今回調べてみたいのが、2013年東京新聞杯が行われる東京芝1600ｍと枠順の関係。過去10年の東京新聞杯における枠順別データ傾向を調べてみました。
■東京新聞杯と枠順の関係・・・東京新聞杯は８枠＆１〜２枠に妙味
まず、東京芝1600ｍのコース形態から。バックストレッチは緩やかな下り坂になっており、３コーナー手前に差し掛かるところには緩い上り坂が。直線に向くと馬群が一気に凝縮されるので、後方にいる馬やインにいる馬はどうしても不利を受けやすくなります（穴馬レーダー！競馬天気内データボックス参照）。
それを踏まえたうえで調べたところ、次のような傾向が出てきました。過去10年の東京新聞杯における枠順別勝利数です。
・１枠→１勝（17頭）
・２枠→１勝（17頭）
・３枠→２勝（20頭）
・４枠→１勝（20頭）
・５枠→１勝（20頭）
・６枠→１勝（19頭）
・７枠→０勝（20頭）
・８枠→３勝（20頭）
８枠の勝利数が目立ちますね。馬群が凝縮しやすい東京芝1600ｍでは外からスムーズな競馬ができることがアドバンテージになっており、それが３勝という結果につながっているようです。ただ、複勝率ベースでは１〜２枠が複勝率38.3％と高い数字を残しており、もうひとつの激走枠として注目しておきたいところです。
「東京新聞杯は８枠＆１〜２枠に妙味」
ということをここでは強調しておきます。
■ブライトラインは待望の内枠
それを踏まえて８枠＆１〜２枠に入った馬を見てみると・・・ブライトラインが面白そうです。近４走は面白いように外枠ばかりを引いていましたが、今回は待望の内枠。古馬相手に0.4秒差の競馬を続けた近２走内容から、枠の利でもうひと押しがあってもおかしくないでしょう。
★★今回の結論！★★
東京新聞杯は８枠＆１〜２枠に妙味
■内田博騎手が複勝率40％超え
では最後に、ざっと目を通してほしいデータを置いておきます。
（2011年〜先週終了時点での東京芝1600ｍにおける出走予定馬の当該条件種牡馬複勝率ランキング上位３頭、５戦以上のデータがある馬・騎手を集計対象）
★種牡馬
１位ディープインパクト【11・11・９・48】複勝率39.2％
（出走予定馬：ドナウブルー、マウントシャスタ、リアルインパクト）
２位キングカメハメハ【７・７・８・61】複勝率26.5％
（出走予定馬：キングストリート）
３位ダイワメジャー【６・３・４・37】複勝率26.0％
（出走予定馬：ダイワマッジョーレ）
★騎手
１位内田博幸【７・８・８・32】複勝率41.8％（騎乗予定馬：ドナウブルー）
２位横山典弘【12・14・３・51】複勝率37.5％（騎乗予定馬：トライアンフマーチ）
３位北村宏司【８・９・11・61】複勝率31.5％（騎乗予定馬：レッドスパーダ）
★★データガラパゴスの推奨馬★★
・ブライトライン
・ドナウブルー
・トライアンフマーチ
・リアルインパクト
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【東京11Ｒ 根岸Ｓ】
７．メイショウマシュウ
根岸Ｓは上がり３ハロン最速馬と相性の良いレース。
同馬は11戦中９戦で上がり３ハロン最速を記録している末脚自慢で、
切れ味はこのメンバーでも引けを取りません。
５番人気（単勝12.8倍）１着！
【京都11Ｒ シルクロードＳ】
８．メイショウデイム
マンハッタンカフェ産駒の牝馬はセラフィックロンプやラフレーズカフェなど
好調期にまとめて走るタイプが多数。
この馬も目下好調期で、再度の激走があってもおかしくありません。
11番人気（単勝22.5倍）３着！
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