2012年10月17日
スプリンターズＳドリームバレンチノ、秋華賞アロマティコとＧ１で人気薄激走馬を推奨してきた穴馬レーダー！競馬天気。菊花賞は10番人気以下の穴馬による激走も多く、穴馬レーダー！競馬天気向きのレースと言えます。
そこで今回のＧ１特別コラムは「菊花賞2012年の穴馬は？」と題し、枠順・血統などのデータから菊花賞穴馬を分析していきたいと思います！４日間のコラムをぜひお楽しみください。
■菊花賞2012穴馬候補ファイルその２「エタンダール」
「１コーナーでフェノーメノの後ろにつけたかったのですが、返し馬でエキサイトしていましたし、次のこと（菊花賞）を考えてスタートはそっと出しました。春に比べてどっしりしてきたし、成長しています。次の菊花賞は楽しみです」
このコメントが示す通り、あからさま過ぎなんじゃないかというセントライト記念での「試走」を経て菊花賞に臨むエタンダール。人気はおそらく８〜10番人気あたりでしょうか。
昨日のコラムで書いたマウントシャスタと同じディープインパクト産駒ですが、こちらは母系にサドラーズウェルズ、シャーリーハイツの血が、前者はホオキパウェーブ、後者はローズキングダムと菊花賞２着馬の血統表に入ることでスタミナを注入していました。
エタンダール自身も距離が伸びて良さが出た馬・・・血統面では強調材料の多い馬と言えそうです。
★血統評価…Ａ（母系にはステイヤー血統が満載）
そして、エタンダールのコース適性について。
この馬の京都芝成績は【０・０・２・１】とどちらかと言えば苦手な印象ですが、馬券圏内に入った２戦は菊花賞と同じ京都外回り。ちなみにその２戦は完全に「切れ負け」でした。
ちなみに、３着に敗れた梅花賞の次走・山吹賞では松岡騎手に乗り替り。突如逃げの手に出て切れ味のなさを相殺しました。今回やるとしたら秋華賞で見せたヴィルシーナのような逃げか、チェリーメドゥーサのような道中ひとマクリでしょう
。
★コース評価…Ａ（京都外回りコースでは馬券圏外なし）
では、エタンダールに騎乗予定の松岡騎手は？
2009年天皇賞・春をマイネルキッツで制し、2010年も外枠のハンデを跳ねのけ２着。「京都外回りをどう乗るべきか」をわかりきった騎手です。
で、さらに見ていくと松岡騎手は長距離重賞での成績、それも内枠騎乗時の成績がズバ抜けていることがわかりました。
◎芝3000ｍ以上の芝重賞枠順別成績
１〜２枠【２・２・０・３】複勝率57.1％
３〜４枠【１・０・１・３】複勝率40.0％
５〜６枠【０・０・１・６】複勝率14.2％
７〜８枠【０・１・０・３】複勝率25.0％
枠順ばっかりは運次第ですが、もし内枠を引き当てることができれば・・・大仕事をやってのける可能性は十分です。
★騎手評価…Ｓ（長距離重賞・内枠での好走率は異常）
◇明日も続きます！毎年のように好走馬を輩出する激走ローテを歩む馬の正体は？
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