2012年10月10日
秋華賞で間違いなく１番人気に推されるであろうジェンティルドンナ。桜花賞→オークス→ローズＳと走るたびにその強さを証明していっている感があり、三冠の達成はほぼ間違いなしと言われています。
はたして、ジェンティルドンナに死角はないのか？
他馬が付け入る隙はないのか？
今回のＧ１特別コラムは「ジェンティルドンナは三冠馬になれるのか？」と題し、秋華賞というレース特性、馬場、血統、騎手の観点から分析していきたいと思います。
その第二弾となる今回はジェンティルドンナと秋華賞の馬場について。コーナー４つの内回りコースで行われる秋華賞はその年によって傾向がバラバラで、古くはブゼンキャンドル−クロックワークの追込決着、その後にはティコティコタック−ヤマカツスズランの行った行ったなんてことも。まあ難解なレースです。
桜花賞、オークスをケタ違いの末脚でぶっちぎったジェンティルドンナの武器は破壊力満点の末脚。たぶんこの馬より後方にいる馬に差されることはないでしょう。
となると・・・期待してしまうのは「行った行った」。
2011年秋華賞・マイルＣＳがそうでしたが、雨上がりの京都芝は内から乾いていく傾向にあります。それゆえ外枠を引いたマルセリーナ、グランプリボスは何もできなかった。この２頭が2012年春のＧ１戦線で好走した点から、実力以外の何か＝馬場が影響したことは明らかでしょう。
「雨上がりのイン伸び馬場で、外枠を引く」
ジェンティルドンナの三冠への道が断たれる可能性が高くなるのは、このシチュエーションに限ります。
◇あすは「血統×ジェンティルドンナ」で分析します！（続）
（競馬天気・秋華賞特別企画）
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