2012年09月26日
中山芝1200mで行われるスプリンターズS。スタートから約400mの間で約4mの勾配の下り坂があり、スピードに乗った状態で4コーナーに突入。差し馬は大きく外に振られてしまう不利を受けることもある。
それでは、過去のスプリンターズS傾向をおさらいしていこう。
■スプリンターズS傾向その1「前走重賞連対馬」
過去10年のスプリンターズSにおいて、前走重賞連対馬の成績は【5・5・2・24】複勝率33.3%。これを4~6歳馬に限定すると【5・5・2・18】複勝率40.0%となり、脂の乗った年齢にある馬の好走が目立っている。
2012年スプリンターズS出走予定馬中、4~6歳馬の前走重賞連対馬は以下の通り。
・ダッシャーゴーゴー
・パドトロワ
・リトルブリッジ
・ロードカナロア
この中で特に評価を上げたいのが、キーンランドカップ連対組のパドトロワ&ダッシャーゴーゴー。この組は【1・1・1・4】複勝率42.8%という目を見張る好走率を残しており、適度な間隔で臨めるローテーションが功を奏しているのだろう。
■スプリンターズS傾向その2「外国馬」
スプリンターズSで忘れてはいけない存在なのが、外国馬。一昨年はウルトラファンタジーが鮮やかな逃げ切り勝ちを決めており、人気に関係なく押さえておきたい組だ。
2012年スプリンターズS出走予定馬中、外国馬は以下の通り。
・キャプテンオブヴィアス
・ラッキーナイン
・リトルブリッジ
この中で特に評価を上げたいのがリトルブリッジ。グローバルスプリントシリーズを含み、目下重賞3連勝中。スタートがとんでもなく速い馬で、逃げ切り勝ちの多いスプリンターズSのレース性質にマッチしている。
■スプリンターズS傾向その3「芝1600m重賞連対実績」
テンが速くなることが多いスプリンターズSでは、芝1600m重賞連対実績が重要。過去の連対馬を見てもローレルゲレイロ、アストンマーチャン、デュランダルなど芝1600mで好走してきた馬の活躍が目立つ。
2012年スプリンターズS出走登録馬中、芝1600m重賞連対実績のある馬は以下の通り。
・エピセアローム
・サンカルロ
・フィフスペトル
・ラッキーナイン
ここではフィフスペトルを強調しておきたい。昨年のマイルCS2着馬だが、その後は馬場・距離など不向きな条件ばかりだった。昨年は2着馬と0.2秒差の競馬をしており、まだ見限れない1頭だ。
■スプリンターズSのデータ分析まとめ
安田隆行厩舎の2強&パドトロワが人気の中心になりそうな今年。カレンチャン、パドトロワは昨年と違ってマークを受ける立場だけに、この2頭を見て競馬ができる馬に展開の妙を感じる。
昨年と比べて気楽な立場にあるダッシャーゴーゴー、ラッキーナイン、さらには前がかりの展開で侮れないスギノエンデバー、ドリームバレンチノまでチャンスがありそうだ。
↓↓↓
【データで見るオススメ馬】
★リトルブリッジ
→過去10年、香港or南半球馬の成績は【3・0・1・7】複勝率36.3%。グローバルスプリントシリーズを含む目下重賞3連勝で、その脚質も逃げ切り勝ちの多いスプリンターズSのレース性質にマッチしている。
【馬場で見るオススメ馬】
★フィフスペトル
→中山芝での成績は、稍重~不良【0・0・0・1】に対し、良【3・1・1・3】。スムーズさを欠いた昨年も2着馬と0.2秒差の競馬をしており、良馬場なら見限れない1頭だ。
【気候で見るオススメ馬】
★ダッシャーゴーゴー
→気候/寒~涼【1・0・0・7】に対し、気候/暖~酷暑【4・3・2・5】。過去2年は不完全燃焼の競馬に終わったが、昨年と鞍上・ローテーションを変えて臨む今年は過去2年とは違った印象だ。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★パドトロワ
→中10週以上の休み明け【0・1・0・5】に対し、中6週以内【8・1・3・2】。昨年より力をつけてきている印象で、すんなりハナを切れるようなら大崩れは考えにくい。
【血統で見るオススメ馬】
★カレンチャン
→クロフネ産駒は9~10月の中山芝1200mで【2・3・1・4】複勝率60.0%。驚異的な成績を残しており、昨年の覇者だけに血統面で割り引く材料はひとつもない。
(競馬天気:火曜コラム・田原基成「データ分析」より)
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