2012年09月25日
阪神ダート2000mで行われるシリウスS。このコースの大きな特徴として「圧倒的内枠不利」ということが挙げられる。芝コースを通る上に最初のコーナーまでの直線が長く、そこで外を引いた馬に被されて位置取りを悪くしてしまうからだ。このコースに関しては、内枠に入った馬は評価を下げたいところだ。
それでは、過去のシリウスS傾向をおさらいしていこう。
■シリウスS傾向その1「上がり3ハロン」
過去5年のシリウスSにおいて、上がり3ハロン2位以内を記録した馬の成績は【4・4・1・3】複勝率75.0%。決め手のある馬と相性の良いレースで、過去の勝ち馬もマイネルアワグラスをはじめ、とても他の競馬場では届かないような馬が多かった。
2012年シリウスS出走予定馬中、前走上がり3ハロン最速馬は以下の通り。
・インバルコ
・グラッツィア
・ナイスミーチュー
・フライングアップル
この中では、ナイスミーチューを強調しておきたい。休み明けの前走が上がり3ハロン最速で2着馬に0.5秒差をつける圧勝。ダートではまだ底を見せていないだけに、ここでも妙味は十分だ。
■シリウスS傾向その2「前走オークランドRCT組」
過去5年のシリウスSにおいて、前走オークランドRCT組の成績は【4・0・0・3】複勝率57.1%。過去5年の勝ち馬のうち4年までもがこの組という相性だけでは済まされない好成績を残している。
2012年シリウスS出走予定馬中、前走オークランドRCT組はメイショウエバモア。昨年夏以降の13戦中9戦で馬券圏内を確保している堅実派で、初重賞となる今回も相手なりに走れそうだ。
■シリウスS傾向その3「パワー血統」
どこよりも特殊な阪神ダート2000mで行われるシリウスSは、血統面でも特徴がある。ブライアンズタイム産駒やキンググローリアス産駒、ジェリ産駒などマイナーかつ時計のかかるダートでこそというパワー型種牡馬との相性が良いのだ。
キングカメハメハ産駒やマンハッタンカフェ産駒など、芝でも走れる種牡馬の産駒が人気を集めるであろう今年。マイナーなパワー型種牡馬に注目してみたいところだ。
■シリウスSのデータ分析まとめ
着々と世代交代が進むダート路線。ここも秋の飛躍を誓う新興勢力と古豪が顔を揃えた。まずはこの2組の取捨選択が重要な分かれ目となりそうだ。
新興勢力ではソリタリーキング&ナイスミーチュー、古豪ではメイショウタメトモ、ヤマニンキングリー・・・このあたりを有力候補として捉えたい。
↓↓↓
【データで見るオススメ馬】
★ソリタリーキング
→過去5年のシリウスSにおいて、前走東海S組の成績は【0・1・1・1】複勝率66.7%。少ないサンプルながら好走例が多く、本格化気配のある近2走を見るよりここも通過点なのかもしれない。
【馬場で見るオススメ馬】
★ナイスミーチュー
→稍重~不良ダート【1・0・1・1】に対し、良ダート【2・0・0・0】。乾いたダートではいまだ負け知らずということで、乾いたダートで臨めるようならこのメンバーでも引けを取らない。
【気候で見るオススメ馬】
★ヤマンキングリー
→ブエナビスタを下した札幌記念、初ダートで重賞勝ちを果たした昨年のシリウスS。この馬のベストパフォーマンスは暖かい時期に集中している。昨年と同じ条件なら軽視は禁物だ。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★メイショウエバモア
→過去5年のシリウスSにおいて、前走オークランドRCT組の成績は【4・0・0・3】複勝率57.1%。昨年夏以降の13戦中9戦で馬券圏内を確保している堅実派で、初重賞となる今回も相手なりに走れそうだ。
【血統で見るオススメ馬】
★メダリアビート
→マイナーかつパワー型血統の活躍が目立つシリウスS。サドラーズウェルズ系につながるパワー型血統を持つ同馬は東京大賞典5着など実績十分で、人気の盲点にある今回は不気味な存在だ。
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