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【スプリンターズS】メイケイエール 伸びばっちり!CWラスト11秒1、池添「いい状態でG1に臨める」

2022年09月29日

 機は熟した。秋競馬G1シリーズ開幕戦「第56回スプリンターズS」(10月2日、中山)の追い切りが28日、東西トレセンで行われ、前哨戦のセントウルSを快勝したメイケイエールは池添謙一(43)を背に栗東CWコースへ。単走で直線シャープに伸びて絶好の仕上がりを印象づけた。4歳秋を迎え、心身ともにひと皮むけた雰囲気。G1初制覇が見えた。同レースは29日に出走馬が決まり、枠順が確定する。
 燃えたぎる闘志を抑え、我慢の最終リハ。スプリント界のアイドルホース・メイケイエールと池添の名コンビは午前8時、CWコースに向かった。単走でラスト800メートル標識からスタートし、折り合い重視で最初の200メートルをゆったり16秒7で入り、4角手前で手綱を緩め、ペースを上げた。直線は馬場の真ん中をスイスイ駆け抜け、4F53秒5〜1F11秒1でフィニッシュ。落ち着きのある走りに加え、ゴール前のスピード感が光った。4歳秋を迎え、競走馬として確実に完成形に近づいている。池添は好感触を口にした。

 「中2週になるが硬さはなく、フットワークも凄く良かった。思ったより時計も出ていたし、いい状態でG1に臨める」

 実質の最終追いとなった24日、坂路4F49秒4の超抜時計で自己ベスト。3走前・高松宮記念の中間、3月12日に計時した4F50秒1をコンマ7秒上回った。武英師は「あれで負荷はかかったし、もう今週は追い切りをしなくてもいいかなと思ったぐらい」と出来の良さを強調。準備はきっちり整っている。

 振り返れば昨年スプリンターズSが池添との新コンビだった。スタート後から頭を上げ、暴走気味。折り合いを欠き、4着に敗れた。鞍上は「他馬に迷惑をかけた部分はあったが、それで4着。G1を獲れるポテンシャルがある馬だと思った」と当時を振り返る。

 試行錯誤を重ね、年明けのシルクロードSから折り返し手綱とパシュファイヤー(メンコの目の部分にかぶせる網状のもの)を取り入れ、この馬具がヤンチャな娘を優等生に変貌させた。3走前・高松宮記念は8枠17番からイン有利の馬場で外から差し、負けて強しと思える0秒1差5着。前々走・京王杯SCは1F延長の不安をはね返し、少しずつ努力が実を結び始めた。

 秋初戦の前走・セントウルSは道中5番手で脚をため、馬群の外から一気差し。勝ち時計1分6秒2でコースレコードを樹立した。池添は「今までで一番我慢できて、リズム良く走れました。夏を越して体幹がしっかり。トップスピードに入っても軸がぶれない」と成長に目を細める。

 今がまさに充実期。武英師は「リップサービスとかではなく、この馬をG1馬にしたい」と熱い思いを口にした。5度目のG1チャレンジで初制覇へ、チーム一丸で大舞台に向かう。

 《タワーオブロンドンに次ぐ4頭目連勝なるか》メイケイエールは一昨年の小倉2歳SとファンタジーS、昨年のチューリップ賞、今年のシルクロードS、京王杯SC、セントウルSで重賞6勝を挙げている。今週、勝てば史上12頭目のJRA重賞7勝牝馬となる。また、スプリンターズSが今の時期の開催になった2000年以降で、セントウルSからの連勝は02年ビリーヴ、18年ファインニードル、19年タワーオブロンドンの3頭が達成している。


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