2011年05月13日
ヴィクトリアマイルが行われる今週。ブエナビスタとアパパネという2強対決に注目が集まっているが、こういったときは得てして間に何かが挟まったり、「両雄並び立たず」という結果になりがちである。
そこで今回は少し趣向を変えて、2006~2010年に行われた平地GIにおいて2頭が単勝ひと桁台の支持を集め、3番人気馬が単勝10倍台以下の支持となったレースの結果を抜粋。堅く収まるのか、それとも思わぬ波乱となるのかといった可能性と絡ませながら分析していきたい。
★2010年 ヴィクトリアマイル
1着ブエナビスタ(単勝1.5倍)
4着レッドディザイア(単勝5.7倍)
※2着馬は8番人気、3着馬は11番人気
★2009年 エリザベス女王杯
3着ブエナビスタ(単勝1.6倍)
6着ブロードストリート(単勝7.7倍)
※1着馬は11番人気、2着馬は12番人気
★2009年 秋華賞
1着レッドディザイア(単勝3.2倍)
3着ブエナビスタ(単勝1.8倍)
※2着馬は3番人気
★2009年 オークス
1着ブエナビスタ(単勝1.4倍)
2着レッドディザイア(単勝6.0倍)
※3着馬は3番人気
★2008年 マイルチャンピオンシップ
2着スーパーホーネット(単勝2.3倍)
4着カンパニー(単勝6.7倍)
※1着馬は4番人気、3着馬は10番人気
★2008年 秋華賞
8着レジネッタ(単勝4.0倍)
10着トールポピー(単勝3.6倍)
※1着馬は11番人気、2着馬は8番人気、3着馬は16番人気
★2007年 日本ダービー
7着フサイチホウオー(単勝1.6倍)
9着ヴィクトリー(単勝8.2倍)
※1着馬は3番人気、2着馬は14番人気、3着馬は4番人気
この期間で該当したのは7レース。そのうち2強が馬券圏内に入ったレースはわずか2レースとなっており、「両雄並び立たず」という結果がはっきりと出た。昨年のヴィクトリアマイルも2強の一角・レッドディザイアが4着と国内ではじめて馬券圏外に敗れているように、2強ムードが濃厚なときほど波乱が起きやすい傾向が見て取れる。
もうひとつ注目したいのが、2強が崩れた際に馬券圏内に入る馬の人気。3,4番人気馬がそのまま繰り上がるのかと思いきや、10番人気以下の馬が7頭も馬券圏内に入っているのだ。そして、それらの脚質はいずれも2強とは正反対であり、今年を例に取るとブエナビスタ、アパパネと正反対の脚質=逃げ・先行馬の激走が期待できるということになる。また、枠順についても2強とは正反対の枠に入った馬の激走が目立っている点に注意したい。
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