2011年01月25日
★ポイント1「前走中山ダート1200m勝ち上がり組」
→過去10年、前走中山ダート1200m勝ち上がり組の成績は【3・4・0・6】複勝率53.8％。中山ダート1200mと東京ダート1400mとのつながりは非常に強く、前走クラス関係なくこの組は軽視禁物だ。
（リミットレスビッド、メイショウボーラーetc）
★ポイント2「休み明け」
→過去10年、中10週〜半年の休み明けで臨んだ馬の成績は【2・0・1・4】複勝率42.9％。2年連続で休み明けの馬が制しているように休み明けが強いレースであり、間隔をあけて臨む馬には注意したい。
（グロリアスノア、フェラーリピサetc）
★ポイント3「前走1着馬」
→過去10年、前走1着馬の成績は【5・5・2・17】複勝率41.4％。昨年から続く重賞のトレンドとして前走1着馬の好走というものがあり、実績がない馬であっても近走の勢いを侮ってはいけない。
（グロリアスノア、ノボトゥルーetc）
東京ダート1400mで行われるフェブラリーSの前哨戦・根岸S。昨年このレースを制したグロリアスノアはJCDで2着に入り、2着に敗れたサマーウインドもJBCスプリントを制した。現在のダート路線はエスポワールシチー、スマートファルコンを中心とする6歳世代とトランセンドを中心とする5歳世代が凌ぎを削っているが、芝に比べて層の薄い4歳世代がどれだけ戦えるのかという試金石となりそうだ。
今年の根岸Sで注目を集めているのは、前走カペラSで初重賞制覇を飾ったセイクリムズン。昨年のこのレースでは7着に敗れたが、その当時からのパワーアップは近走成績が示している。過去10年、前走中山ダート1200m勝ち上がり組の成績は【3・4・0・6】複勝率53.8％と好成績を残しているだけに、昨年の成績を鵜呑みにすることは危険だ。
そのセイクリムズンをエニフSで0.9秒ちぎり捨てたのがケイアイガーベラ。サマーウインドを相手にしなかったプロキオンSのレコード勝ちが示すようにダート1400mでは日本トップクラスの実力を誇る。左回りでは【0・0・0・3】と結果が出ていないだけに不安も残るが、ハマったときの強さは他の追随を許さない。
近2年の根岸Sを見てみると、中10週〜半年の間隔をあけて臨んだ馬がそれぞれ勝利を収めている。冬場の休み明けは仕上げに苦労する印象があるが、それ以上に体調面でのメリットが大きいのだろう。グロリアスノア、フェラーリピサは前走勝利からの休み明けであった点を踏まえると、インオラリオ、スターボードの2頭は侮れないということが言えるだろう。
ちなみに過去10年の根岸Sにおいて、1700m以上の距離での勝ち鞍がある馬が馬券圏内に入らなかった年は一度しかない。過去10年、逃げ・先行馬が2勝しか挙げていないように東京ダート1400mは当該距離以上のスタミナが求められるコースであり、当該距離より長い距離で実績のある馬の大駆けを警戒しておきたい。
【データで見るオススメ馬】
★セイクリムズン
→過去10年、前走中山ダート1200m勝ち上がり組の成績は【3・4・0・6】複勝率53.8％。また、同馬は【5・5・2・17】複勝率41.4％の前走1着馬にも該当しており、データ上はプラス材料が多い。東京ダート1400mは霜月Sを勝った舞台ということで、再度の好走が期待できる。
★ダノンカモン
→東京ダートでは【2・1・2・0】と未だに馬券圏外がない同馬。相手なりに走れる強みがあり、近走を見る限り内枠も克服したようだ。東京ダート1400mはペルセウスSを勝った舞台ということで、ここでも大崩れはなさそうだ。
★ティアップワイルド
→過去10年、前走中山ダート1200m勝ち上がり組の成績は【3・4・0・6】複勝率53.8％。また、同馬は【5・5・2・17】複勝率41.4％の前走1着馬にも該当しており、近走勢いからも侮れない。休み明けを除くダート1400mでは【5・3・1・1】と大崩れがない馬だけに、距離延長も問題ないだろう。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★スターボード
→過去10年、前走勝利から中10週〜半年の休み明けで臨んだ馬の成績は【3・0・2・2】複勝率71.4％。ダート1400m以下では一度も連対を外しておらず、距離適性・コース適性はかなりのもの。連勝中の勢いは侮れない。
【血統で見るオススメ馬】
★ワールドワイド
→フォーティナイナー産駒は東京ダート1400mで【20・23・29・132】複勝率35.3％。過去にはシャドウスケイプが根岸Sを制しているように東京ダート1400mと抜群の相性を誇る血統だ。1700mの連対歴もあり、ハイペースのスタミナ勝負になれば面白い1頭だ。
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