新潟競馬場[芝]

2001年に完成した日本で唯一の直線コース。外枠が非常に有利なことで知られ、このコースで施行される唯一の重賞・アイビスサマーダッシュは毎年のように外枠の馬が連対している。ただし、近年では内枠、特に2枠を引いた馬の好走が目立つことに注目したい。ほとんど逃げ馬ではあるが…

脚質別では、やはり逃げ馬有利。前半で後方に置かれてしまうと、いかなる差し馬であってもそこから巻き返すのはほぼ不可能。最低でも10番手以内にはつけたい。ちなみに、上のクラスに行けば行くほど差し馬の好走率は高まっている。

1000mという距離から、一本調子な馬でも押し切れると思われがちだが、上のクラスになるとラスト1ハロンの踏ん張りが求められるので、なかなか押し切れない。上のクラスでは控えても競馬できる馬やダートでも走れるような馬、小回りが苦手な差し馬を上位に取りたい。

スタート地点は向正面の直線の入り口、内回りコースを使用。3コーナーまでの距離は448mと十分にある。他の競馬場と異なり、枠順による有利・不利はほとんどなく、各馬が力を出し切れる条件。

脚質では、圧倒的に逃げ・先行馬有利。急坂もなく直線も長いため、先行馬が失速するようなコース形態になっていないからだ。よって、開催後半の荒れ馬場であっても、差し決着になることはほとんどない。

血統では、サクラバクシンオー産駒が好調。また、母数そのものは少ないが、クロフネ産駒・グラスワンダー産駒の好走も目立つ。

スタート地点は向正面直線右奥、2コーナーのポケット。3コーナーまでの直線は648mとかなり長い。そこでスピードが上がるため、逃げ馬には厳しいコース形態となっているが、近年は逃げ馬がかなり残るようになってきており、傾向の変化が伺える。

1400mにしてはかなりのスタミナを要求されるため、1200mも走れるタイプよりも1600mも走れるタイプが有利。したがって、前走からの距離短縮も効きやすい。東京・京都・阪神1600mを使ってこのコースに出走する距離短縮の逃げ馬がいたら十分に警戒したい。

血統では、サンデーサイレンス系が軒並み好調。なかでもマーベラスサンデー産駒、フジキセキ産駒の活躍が目覚ましい。

スタート地点は向正面直線の真ん中よりやや右。3コーナーまでの直線は約550m。脚質に大きな偏りはなく、比較的各馬の力が出やすいコース形態。

ただし、枠順にはかなりの偏りが出ている。向正面から3コーナーまでの直線が長いということもあり、内枠の馬はそこで好位を主張しないと外からどんどん被せられて位置取りを悪くしてしまうのだ。そのため、内枠に逃げ馬が入るとレース自体がハイペースになることが多く、差し馬が台頭しやすい。

血統では、フジキセキを除くサンデーサイレンス系種牡馬の不振が目立つことに注意しておきたい。それに代わってこのコースと好相性なのがタニノギムレット産駒。ジャングルポケット産駒も好成績を残している。

スタート地点は芝1200mと同じ向正面の直線の入り口。3コーナーまでの距離は748m。脚質による有利不利はほとんどないが、持続力のある末脚を使える差し馬がこのコースとの相性が良い。

血統では、ダンスインザダーク産駒とシンボリクリスエス産駒の活躍が際立っている。同じ左回りということで東京1800mと比較されることもある新潟1800mだが、新潟は東京とは違い上がり3ハロンの爆発力よりも上がり4ハロンを含めた持続力が問われる。それが「斬れないがバテない」ダンスインザダーク産駒とシンボリクリスエス産駒の特徴とマッチしており、このコースとの相性の良さを見せているというわけだ。

内回りの芝1400mと同じ、向正面直線右奥の2コーナーのポケットがスタート地点。2000mで唯一コーナー2つのコースで、最初の3コーナーまでの距離は948m。かなり特徴のあるコースと言えるだろう。

直線の長さに反して、意外と逃げ馬が残れるコースではあるが、枠で見るとその偏りは明らか。内枠を引いた馬の成績が散々たるものとなっている。これは最初のコーナーまでの直線が長く、外から被されてしまうことに起因している。

血統では、サンデーサイレンス系種牡馬の天下。ただ、その中に混じってフレンチデピュティ産駒が健闘している。また、母父トニービンの産駒に関してもこのコースでは評価を上げておきたい。

外回りコースの4コーナーと内回りコースの合流地点の間、スタンド前の直線がスタート地点。最初の1コーナーまでの距離はAコース使用時で636m。そこから内回りコースを周回するという独特なコース形態。

脚質は、やや逃げ馬が有利。といっても差し・追込馬がまったく来れないようなコース形態でもなく、力がある馬であれば十分に勝ち切ることはできる。中央で斬れ味負けしていたような差し馬が狙いだ。

枠では、こちらも2000mと同じく内枠不振の傾向が強い。かといって外枠が良いかと言われるとそうとも言い切れないので、真ん中あたりの枠を引いた馬が良いだろう。また、特殊なコース形態ゆえ、このコースで何度も好走するリピーター率が高い点にも注目したい。

スタート地点は外回りコースの4コーナーポケット。芝1000mのコースから本線に合流する手前あたり。最初の1コーナーまでの距離はAコース使用時で836m。1開催を通じて施行されるのは5レース前後とやや少なめ。

血統では、チーフベアハート産駒・ステイゴールド産駒の活躍が目立つ。息の長い末脚とスタミナの両面を兼ね備えたタイプの馬を狙っていくのが良いだろう。また、マクリが効きやすいコース形態であるのも大きな特徴で、ペースが緩む向正面がひとつの勝負ポイントとなる。

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