向正面の2コーナー奥にあるポケットがスタート地点。スタート直後、少し走ってから緩やかな上り坂になる。 これといった特徴のないコースで、ラップや枠番に結果を大きく左右するような傾向は見当たらない。
ここで注目すべき点は、洋芝による時計のかかり具合。中央場所の1200mと比較して1秒〜2秒近く時計がかかるので、洋芝巧者と洋芝ベタがはっきりと分かれてしまうのだ。また、距離短縮が効きやすいコースでもあり、前走1800mからの大幅な距離短縮馬が馬券に絡むことがチラホラある。
なお、比較的馬場の良好な状態で進められる札幌に対して、函館は雨などによる馬場の損傷が激しい。そのため開催前半と開催後半で連対馬の脚質がガラリと変わることがある。ほぼ同じメンバーで行われるレースであっても着順の入れ替わりが平気で起こるので、前走着順をあまり鵜呑みせずに馬場状態を見極めた上で取捨選択をしたほうが良いだろう。
正面スタンド前より少し右がスタート地点。最初の1コーナーまでの距離は276m。内枠の馬に有利なコース形態で、開催前半では差し馬であっても内枠を引いてロスなくインを突く競馬をしないとなかなか前を捕まえることができない。
毎年のように先行馬が勝っている巴賞のように、函館1800mは比較的ペースが落ち着きやすい。とはいえ、洋芝だけあって上がり3ハロン36秒台での決着になることが多いので、前走東京や京都、阪神コースで速い上がりに対応できなかった馬の巻き返しが見られるコースでもある。
血統的にはサンデーサイレンス系の種牡馬が相変わらず好成績を残しているが、そのなかで気を吐いているのがトニービンの血を持つ馬たち。父ジャングルポケットや母父トニービンは、その血が入っているだけで評価を上げられる存在だ。
4コーナーのポケット、ホームストレッチの右端がスタート地点。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。 1コーナーまでの距離は476mと比較的長く、ある程度ペースが流れることで逃げ馬には厳しいコースとなる。
では、差し・追込馬が有利かというと決してそういうわけでもなく、差し・追込馬で突き抜けるには道中マクっていけるだけの持続力のある末脚が要求される。マクリ差しには相当なスタミナが求められるので、2000m以上の距離実績は必要不可欠だろう。
血統、枠については1800mと比較して大きな変化はなく、ここでもトニービンの血を持つ馬の評価を上げておきたい。
向正面の真ん中、スタンドから見てちょうど正面付近がスタート地点。スタートしてすぐに上り坂になるので、前半のペースはさほど速くならない。
函館2600m経験馬のアドバンテージが非常に大きいコースであり、一度この条件で好走した馬が間を挟んで再び好走、というパターンが目立つ。要するに、それだけ特殊なコースだということだ。
脚質について、前に行けるに越したことはないが末脚勝負にかける馬であればマクれるだけの持続力のある末脚が求められる。上がりの速い中央場所で上がり3ハロン3位以内を計時して差し損ねた馬なら、十分に巻き返し可能だろう。