札幌競馬場[ダート]

直線の長さが264mで目立った高低差がなく、スタートが2コーナー出口付近。これだけの条件が揃えば、当然前に行った馬の天下になる。また、競馬場全体がややタテ長で半径が大きいため、カーブが緩く減速しにくい形態になっている。これは、コーナーがキツい中山競馬場とは大きく異なる点だ。

このコースで問われるのは、テンのスピード。2007年〜2009年のデータを見ると、中団より後方に位置した馬で勝利を挙げたのは109勝中わずか7勝。逆にいえばその位置取りで競馬をして好走した馬の能力は相当高いというわけだ。また、前走札幌ダート1000mで終い良い脚を使った馬が、同じ札幌ダート1000mで位置取りを上げて好走するというパターンが良く見られる。

種牡馬で特筆すべき成績を残しているのは、ミスタープロスペクター系の産駒。特にキングカメハメハ産駒は2009年だけで5勝を挙げており、札幌ダート1000mで要注意の種牡馬と言えるだろう。

正面スタンド前右からのスタートで、最初の1コーナーまでの距離は約240m。決してコーナーまでの距離は長いとは言えないが、カーブが緩く、スピードが上がった状態でカーブに突っ込むことでハイペースを誘発することがある。

そして、ハイペースになると当然時計は速くなるので、ほかの競馬場のダート1700mに比べて持ち時計が重要になってくる。特に雨などにより脚抜きの良い馬場状態になるとその傾向は顕著で、前に行かないことには勝負にならない「超先行馬有利」の馬場になる。差し馬の場合、4コーナーで5番手以内までマクれるだけの長い脚を使えるタイプでないと勝てない。

種牡馬では、ブライアンズタイム、シンボリクリスエス、マヤノトップガンンをはじめとするロベルト系が総じて好成績を残している。また、東京や新潟といった直線の長いコースで差し損ねていた馬が小回りコースに替り、マクりきってしまうというパターンが多いことにも注目したい。

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