2016年08月26日
【東西ドキュメント・美浦＝２５日】新潟２歳Ｓの出走馬で唯一、木曜追いを選択したのがニシノオウカン。新コンビを組む大野に、浜田がスタンドで声を掛けると「これから乗ります」との返事。すぐに調教スタンドの階段を駆け上がって双眼鏡を構えた。
Ｗコースでの３頭併せ。最後方追走から直線で最内に併せ、先輩３歳馬２頭に見劣らない軽快さで併入に持ち込んだ。
「ゴールまで余力があったし、テンションも落ち着いていた。力は出してくれそう」。大野は満足そうに動きを振り返った。初戦は福島の１２００メートルで逃げ切りＶ。今回は新潟外回りのマイルと条件が大きく変わるが「乗りやすい馬だし、変な癖もないので距離は持つと思う。どんな競馬でも対応できそう」と手応えを口にした。
動きを見届けた古賀慎師も「初戦は逃げたが、普段はコントロールしやすくオンとオフがはっきりした馬。いいものを持ってますよ」と前向き。好調の新種牡馬リーチザクラウン産駒だけに、軽視は禁物か？
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