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【ジャパンC】ゴールドシップ逆襲へ 人馬一体の変則併せ仕上げ!

2015年11月27日

「第35回ジャパンC」の出走馬、枠順が26日、決まった。12番となったゴールドシップが横山典を背に栗東CWコースで最終追い切り。元荒尾競馬リーディング騎手の経歴を持つスポニチ本紙・細原邦央記者(33)も納得の人馬一体という言葉がピタリと当てはまる動きで好仕上がりをアピールした。大出遅れで15着に敗れた宝塚記念以来となる秋初戦、汚名返上の舞台が整った。馬券は26日にウインズ後楽園で金曜発売される。 【ジャパンC】

 大勢の報道陣が見守る中、角馬場での運動を終えた横山典とゴールドシップはハロー(馬場整地)明けのCWコースへ。鞍上がゆっくりキャンターにおろすと弾むように一歩目を繰りだす。序盤は同厩舎の2歳馬2頭を5馬身前に見るように離れて“追走”。シップの背中から伝わる闘志を表に出さないよう、鞍上は馬のリズムを重視した内容に終始。最後までゴーサインを出されることなく、馬なりで6F81秒1〜12秒2の好時計。結果的にゴール前は前の2頭から3馬身遅れての入線だった。

 これは単走か?併せ馬なのか?メディアの不安をよそに、稽古をくまなくチェックした須貝師が涼しい表情で調教の意図を明かした。「先週で十分に仕上がっている。これ以上、強い調教は必要ないから。単走だと何をするか分からないので、前に2頭を置いただけ」。これはシップの野性味あふれる気性を考慮したもので、リードホースの後ろで我慢をさせる効果も見込んだもの。

 前走の宝塚記念はゲート内で隣の馬に反応して発馬後立ち上がって、まさかの大出遅れ。後方のまま見せ場すらつくれず15着に終わった。レース後はゲート再審査を課せられ一からの出直し。中間はブリンカーとシャドーロールを外し装備も一新した。

 元騎手の記者の経験から矯正馬具は慢性化してくると逆効果になる。馬は350度の視界を持ち最初はさえぎることで走りに集中させるが、徐々に“見えないことへの不安”が高まってくる。象徴ともいえるシップの立ち上がるパフォーマンスは精神不安定を意味するサイン。中間は一度もそのしぐさを見せていないことからも、馬具を外した効果はてきめんといえる。

 競馬は「馬7、人3」(馬の実力が7割で、騎手の腕が3割)といわれるが、この馬にとっては「馬10、人0」の関係性がベストだと横山典は話す。「ジョッキーが乗っていること自体が馬にとってはマイナス。最高のときは馬と自分との関係がなくなっているから」。この日の動きはその言葉そのもの。今まで大敗しても何度も立ち上がってきた不屈の芦毛。世界舞台での逆襲へ、態勢は整った。

(スポニチアネックス)

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