2015年10月22日
タンタアレグリアは朝一番のＣＷコースで同じく菊花賞に挑むマッサビエルとの併せ馬。２馬身ほど先行する形からスピード感たっぷりに進み、全く追わずに２馬身の先着。６Ｆ８０秒７〜１Ｆ１２秒２の好時計を刻んだ。
国枝師は報道陣に「時計いくつ？」と動き過ぎたことを気にしつつも「気分良く走っていたし、余力もあった。合格点です」と笑顔で続けた。美浦から駆け付けて出来を確認した蛯名も及第点の評価を与える。
「使った上積みもありますよ。ダービー（７着）は直線で追いづらくなったけど、スムーズなら５着はあった。それに、春の時点で秋の方がいいと思っていた馬だからね」
そして、何より強みは距離の不安がないことだ。今年５戦は全て２２００メートル以上。蛯名も「３歳同士の競馬だけに、折り合って走れるというのは強み。うまく生かしたい」とアドバンテージを口にする。
さらに、長距離適性が高いのは馬だけではない。蛯名も菊花賞と天皇賞・春を合わせて【４・３・５・１４】と、長丁場で抜群の成績を残している。国枝師は「菊花賞が一番合うと思っていた馬だし、鞍上は天下の蛯名正義だよ」と不敵な笑み。リアファルだけじゃない。もう１頭のロブロイ産駒が大仕事を成し遂げても驚けない。
（スポニチアネックス）
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