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【安田記念】フィエロ 雨の坂路で自己ベスト、5馬身ぶっちぎり!

2015年06月04日

充実期を迎えたフィエロも併せ馬で相手をぶっちぎる快走で仕上がりの良さを見せつけた。

 フィエロは戸崎を背に、坂路でルペールノエル(5歳障害オープン)と併せ馬。「1週前に負荷を掛けているので、今週は気持ち良く走らせる」という藤原英師のテーマ通り、ほぼ馬なりでの最終調整。テンはゆったりと入り3馬身追走する形。徐々にピッチを上げていくと、僚馬に並びかける間もなく抜け出し5馬身差突き放してフィニッシュ。雨で力のいる馬場の中を力強い脚取りで駆け抜け4F51秒4〜12秒6。これまでの坂路自己ベストを1秒2も上回る圧巻の動きだった。戸崎は好感触を振り返る。

 「反応が良くて抜け出すのが早くなりすぎるぐらい、いい動きでした。前走の調教のときよりも気合が乗っていて、手応えが違う。前走は能力を出し切れず不完全燃焼の競馬。今度はリズムよく運んで最後の末脚を生かしたい」

 休養明けの前走マイラーズCは、後方から内々をロスなく運び直線でもインを突くも、前が詰まってスムーズに加速できなかった。「振り返りたくないレース。それはジョッキー(戸崎)が一番分かっていると思う」とトレーナー。それでも「最後の脚は確認できた」と一定の収穫はあった。もともと叩き良化型のタイプで、香港(マイル6着)遠征帰国初戦を考えれば評価できる内容だ。体質的なものでデビューは3歳7月と遅れたが、陣営は才能をつぶさないように時間をかけてきた。「成長を促し、オーナー(金子真人氏)にはここまで待ってもらって、やっと完成の域に達した」と指揮官。手応えを感じたのは昨年のマイルCS。勝ち馬のダノンシャークと大接戦に持ちこむも、わずか5センチ差で涙をのんだ。「まだ完成されていない中での2着。今回は全能力を発揮できる態勢にあるし、自信を持って臨める」と力を込めた。

 このタッグで臨んだ今年のヴィクトリアマイルは、テン乗りのストレイトガールをG1初Vへと導いた。再びこのコンビが府中の舞台で大仕事をやってのける。

(スポニチアネックス)

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