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【有馬特別企画】出走予定馬全頭の馬場気候短評

2010年12月23日

有馬記念は、最も寒い時期に行われる芝G1。12月下旬は最高気温が10℃前後まで低下し「冬競馬」の範疇に入る。秋G1戦線で好走した馬も、気温低下とともにパフォーマンスを急激に落としたり、逆に季節巧者が台頭したりとコース形態も合わせて「有馬」は潜在的に荒れる要素を多分に含んでいる。単純な実力比較が通用しない検討しがいのあるレースだ。

歴史的な名馬メイショウサムソンも、「寒さ」では実力を発揮できなかった。季節成績(3着内率)は、春85.7%、夏100%、秋60%から冬は40%と低下。夏のGP宝塚記念が�↓�着であるのに対し、有馬記念は�キ┃�着。G1に限ると連対は4〜10月に限られ(4300)、11〜3月(0017)と完璧な季節馬だった。

今週の「馬場気候注目馬」は、有馬特別企画として予定される出走馬全頭に季節的視点を中心に馬場適性も含めコメントした。

【ヴィクトワールピサ】
凱旋門賞は馬場が合わなかっただけJCでは巻き返した。逃げ馬不在で、先行粘り込みに活路。コース替はプラスだが、+100mとはいえスタミナが問われる条件は懸念材料。海外参戦も含め4戦目上がり目はどうか、調教注意。厳寒弥生賞�|紂�
【エイシンフラッシュ】
冷え込んだ京成杯で�|紂�対して24度以上の3戦が�Ν���着。寒さはアドバンテージとなる。ダービーでの印象強いが、京成杯勝ちと皐月賞3着(11人気)の中山実績は見逃せない。JC8着で人気落ちは必至で巻き返し期待、秋3戦目も魅力。
【オウケンブルースリ】
寒(11℃)であったJCでウオッカに惜敗。暑さも苦にせず、オールシーズン能力を発揮。問題は展開が向くかどうか、スローペースが予想され末脚の不発も、切れで勝負するタイプで渋るのも良くない。
【ジャミール】
寒〜涼(2442)、暖かい季節と対照的に寒い時期は人気以上の走り。厳冬(5℃)の準オープン迎春1着、気温低下でも力を発揮するタイプ。未勝利まで時間を要したが、4歳秋を迎えて本格化、安定感を増して注意。ただ、連戦の疲れが心配。
【ダノンシャンティ】
斤量が重くなる金杯を回避してグランプリに挑戦。長い直線と瞬発力生かせる軽い馬場とは明らかに舞台が異なる。昨年暮れのラジオNIKKEI賞2S(阪神内回り)では、上がり4番目で3着。長丁場、距離も懸念材料。ただ、未知の魅力あり。寒〜涼(2110)。
【トゥザグローリー】
寒〜涼(4001)となかなか優秀、現状では暖かい時季より寒い時期での好走多い。中日新聞杯は強い勝ち方、勢いで食い込みたい。秋連戦続き、中1週で5戦目、更なる上積みがないと。
【ドリームジャーニー】
真夏日の宝塚記念、真冬並の有馬記念をともに制した稀有な存在。グランプリがいずれも右の内回りコース設定なのがラッキーな点と言えるが、魅力的な馬に相違はない。間隔空いたが、調教が結果に繋がるタイプで馬場(良)と合わせ体調面に注目。
【トーセンジョーダン】
寒(2100)2歳暮れの葉牡丹賞�、�ホープフルS�、�共同通信杯��着と厳冬期に向けて活躍した。この中山連勝は積極的な先行策(ペリエ騎手)でのもの、大舞台で果敢に先行できればチャンス。
【ネヴァブション】
7歳にして初めてG1で活躍したが、元々は典型的な「季節馬」。厳冬期AJCC2勝、冬の中山2000m以上に限ると(3131)うち勝利は2200〜2500mで完璧。今開催の芝は速いが、上がりに時計がかかる展開・馬場状態であれば期待。
【ブエナビスタ】
過去最も寒かった京都記念� ⊆,い悩綽�JF� �以下有馬記念�▲船紂璽螢奪彎洵|紂�今のところ寒さによるパワーダウンは考えられない。馬場も不問だが、道悪レベルではその巧者に及ばないことも。死角は馬群に包まれた時と後方過ぎる位置取りとなったケースか。
【フォゲッタブル】
昨年は菊花賞�□�ステイヤーズS�|紊巴輒椶気譟�大外枠も好騎乗で4着と気を吐いた。ダンスインザダース産駒は中山で不振も、叩き3戦目スタミナを要する流れなら浮上。季節的にも問題ない。
【ペルーサ】
ゲート練習に明け暮れる日々。気候的には好材料だが、コーナー6回のこの条件が合うかどうか。過去8戦に出走して、東京7戦、内回りは阪神2000mのみ。秋天では上がり最速、ブエナよりコンマ5速い33.6秒、この条件で名手の腕の見せ所。
【メイショウベルーガ】
芝では連対が直線平坦コースに限られる。外回りの京都なら見どころあるが、直線短く急坂の中山では持ち味を発揮できないか。ただ、内回り「宝塚」で6着があるように、馬場が渋れば注意。
【ルーラーシップ】
鳴尾記念�|綮�は涼、寒(2101)涼(1001)。10℃以下の寒さで�´↓|紂¬っ里壁�分多いが、気候的にも魅力の一頭。開催進んでも時計が出る馬場状態である点、常に中団で競馬が進められる点、鞍上魅力でブエナ破るならこの馬。
【レッドディザイア】
JCでウオッカにコンマ2秒差に迫ったのは寒(11℃)レース。寒(2010)と気候がアドバンテージになる可能性あり。洋芝が成長、多少時計がかかる馬場になれば、人気の盲点になりそうな馬だけに注目したい。
【ローズキングダム】
スタミナに疑問符がつくが、秋は予想以上のパフォーマンスを示している。スローで瞬発力勝負になれば再び勝機だが、G1連戦の疲れが心配。渋る馬場では割引、良/湿〜稍重/重(0011)。

(競馬天気:水曜コラム・本紙「馬場気候注目馬」より)

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