2014年11月13日
古馬陣では前年覇者の４歳馬メイショウマンボが絶好の動き。史上４頭目の女王杯連覇に王手だ。
昨年はオークス、秋華賞、エリザベス女王杯の３冠を制し、栄光と称賛に包まれたメイショウマンボ。しかし今年は苦悩の真っただ中にいる。前走の京都大賞典は見せ場すらない１０着大敗。この日の会見では飯田祐師があらためて「期待を裏切っている」と事実を見据えれば、武幸も「オーナーとファン、馬にも申し訳ない」と唇をかみ締めていた。
２週前、１週前と武幸が騎乗して気合を乗せたのは計算ずく。この日の最終追い切りは気合が乗り過ぎるのを押さえるため、今村助手を背に坂路入りしたのも予定通りの行動。トウケイウイン（５００万下）を前に置いたメイショウマンボは折り合いと反応はバッチリ。４Ｆ５３秒３〜１Ｆ１２秒１を軽々とマークして半馬身の先着。「調教はいつもいい動きをする。気持ちが乗って動きがシャープになっている」と飯田祐師。敗因の一つとされる牝馬特有のフケ（発情）には細心の注意を払っているようで「宝塚記念の時なんて、その日の朝でしたからね」と振り返った。
武幸は信念に満ちた表情で「僕が乗った先週、先々週はイレ込んでもいいくらいにビッシリやった」ときっぱり。出来は申し分ないだけに、気持ちの面だけに変化を求めたとして「このレベルの馬になれば動きがどうのこうのじゃない。乗り方は変えないし、普通に力を出し切れれば結果が出ると信じている。とにかく今回が大事」と強調した。
メジロドーベル、アドマイヤグルーヴ、スノーフェアリーに次ぐ史上４頭目の連覇へ。難産の末のドラマチックな樹立は成るか！？
（スポニチアネックス）
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