2014年11月11日
今週は牝馬限定Ｇ１・エリザベス女王杯が行われます。舞台は京都芝2200ｍ、今週末はいまのところ好天が予想されています。
まずは、過去10年の人気馬データから、激走穴馬台頭の可能性を考えていきたいと思います。
【過去10年のエリザベス女王杯人気馬別成績】
・１番人気馬【２・２・２・４】
・２番人気馬【３・３・２・２】
・３番人気馬【０・１・０・９】
・４番人気馬【２・０・４・４】
・５番人気馬【０・２・２・６】
・６番人気馬【０・１・０・９】
・７番人気〜【３・１・０・105】
過去10年、１番人気または２番人気が馬券圏内に入れなかった年は一度もなし。人気馬のいずれかは馬券圏内の軸として信頼できるという見方ができます。
人気薄に目を向けると、４番人気馬の好成績が際立っています（単勝回収率217％、複勝回収率158％）。それに付随するように５番人気馬もまずまずで、本命−中穴という組み合わせに妙味があるかもしれません。
【エリザベス女王杯での人気薄激走の共通点は？】
続いて、過去の人気薄激走馬の共通点をあぶり出してみます。
過去10年の主な激走馬をピックアップしてみると・・・
・2006年→フサイチパンドラ
・2009年→クィーンスプマンテ、テイエムプリキュア
・2012年→レインボーダリア
・2013年→ラキシス
これらの馬を分類すると、このようになります。
・前走牡馬混合レース→クィーンスプマンテ、テイエムプリキュア、ラキシス
・京都芝外回り勝利実績あり→フサイチパンドラ、テイエムプリキュア、ラキシス
レインボーダリアを除く馬が、きれいにこの２グループに分かれました。
【エリザベス女王杯での人気薄激走データ該当馬は？】
さっそく2014エリザベス女王杯出走登録馬でこれに該当する馬を探してみると・・・
・前走牡馬混合レース→アロマティコ、グレイスフラワー、コウエイオトメ、サンシャイン、デニムアンドルビー、トーセンアルニカ、フーラブライド、ブリッジクライム、メイショウマンボ、ラキシス、リメインサイレント、ヴィルシーナ
・京都芝外回り勝利実績あり→イリュミナンス、コウエイオトメ、サンシャイン、ディアデラマドレ、フーラブライド、メイショウマンボ、ラキシス
２つの条件に該当する馬が決して多くない今年。この条件を満たし、かつ京都芝2200ｍ勝利実績のあるメイショウマンボ、ラキシスは人気であっても評価は落とせない印象です。
【もし馬場が悪化すれば・・・】
いまのところ雨の心配はなさそうですが、もしそうなったら、という条件付きで競馬天気の馬場ファクターで見た際に道悪適性がありそうな馬をピックアップしておきます・・・
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