2014年09月16日
今週は秋華賞に向けての３歳牝馬重賞・ローズＳが行われます。舞台は阪神芝外回り1800ｍ、今週末はやや不安定な天候で、渋った馬場での施行も想定したいところです。
まずは、阪神芝外回り1800ｍに施行条件変更以後の人気馬データから、激走穴馬台頭の可能性を考えていきたいと思います。
【過去７年のローズＳ人気馬別成績】
・１番人気馬【４・１・１・１】
・２番人気馬【０・２・０・５】
・３番人気馬【０・０・２・５】
・４番人気馬【１・０・０・６】
・５番人気馬【１・０・１・５】
・６番人気馬【０・１・０・６】
・７番人気〜【１・３・３・55】
過去７年、１番人気で馬券圏外に敗れたのは１頭のみ。２番人気馬が５頭馬券圏外に敗れていることを考えると、その差は歴然です。また、１番人気と２番人気両方が馬券圏内に入った年はわずかに２回で、人気馬×穴馬の組み合わせに妙味がありそうです。
【人気薄激走の共通点は？】
では、過去の人気薄激走馬にはどういった共通点があったのか？
過去７年の主な激走馬をピックアップしてみると・・・
・2008年→マイネレーツェル、ムードインディゴ
・2009年→クーデグレイス
・2010年→ワイルドラズベリー
・2011年→マイネイサベル、キョウワジャンヌ
・2013年→シャトーブランシュ、ウリウリ
これらの馬を分類すると、このようになります。
・２歳時に夏競馬勝利実績あり→マイネレーツェル、ワイルドラズベリー、マイネイサベル、キョウワジャンヌ
・オープン特別以上の勝利実績あり→ムードインディゴ、ワイルドラズベリー、マイネイサベル
・前走1000万下３着内馬→クーデグレイス、キョウワジャンヌ
シャトーブランシュ、ウリウリを除く馬が、きれいにこの３グループに分かれました。特に注目したいのは「２歳時に夏競馬勝利実績あり」という項目で、過去の勝ち馬ではホエールキャプチャやアニメイトバイオがこれに該当。まだ暑さが残る９月阪神の気候がこのような傾向を生み出しているのでしょう。
【ローズＳでの人気薄激走の共通点は？】
さっそく2014ローズＳ出走登録馬でこれに該当する馬を探してみると・・・
・２歳時に夏競馬勝利実績あり→アドマイヤビジン、レッドリヴェール
・オープン特別以上の勝利実績あり→アドマイヤビジン、サングレアル、ダンツキャンサー、ヌーヴォレコルト、レッドリヴェール
・前走1000万下３着内馬→ヒルノマテーラ
ヒルノマテーラは出走馬中唯一「前走1000万下３着内馬」に該当する馬。重馬場で記録した前走芝1800ｍの持ち時計は出走登録馬中最速でもあり、夏の上がり馬の一発に期待する手かもしれません。
【もし馬場が悪化すれば・・・】
今週末の阪神は天候が崩れる可能性あり。ここでは競馬天気の馬場ファクターで見た際に道悪適性がありそうな馬をピックアップしておきます・・・
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