2014年09月02日
今週は古馬ハンデ重賞・新潟記念が行われます。舞台は新潟芝外回り2000ｍ、今週はスッキリしない天候が予想されますが、週末は馬場が悪化するほどの雨量は想定されていません。
まずは、過去10年の人気馬データから、激走穴馬台頭の可能性を考えていきたいと思います。
【過去10年の新潟記念人気馬別成績】
・１番人気馬【０・１・０・９】
・２番人気馬【１・１・０・８】
・３番人気馬【２・０・１・７】
・４番人気馬【０・１・２・７】
・５番人気馬【３・１・０・６】
・６番人気馬【１・１・１・７】
・７番人気〜【３・５・６・82】
過去10年、１番人気馬の勝利は一度もなし。反対に５番人気以下の人気薄の馬が７勝とアタマ荒れのレース傾向が見られます。「馬券圏内に入った３頭すべてが人気薄」という大波乱のパターンも珍しくなく、穴馬から手広く組み立てたいレースと言えます。
【人気薄激走の共通点は？】
では、過去の人気薄激走馬にはどういった共通点があったのか？
過去10年の主な激走馬をピックアップしてみると・・・
・2004年→トーセンダンディ
・2006年→トップガンジョー、ヴィータローザ
・2007年→トウショウヴォイス、ヤマニンアラバスタ
・2008年→アルコセニョーラ、トウショウシロッコ
・2009年→サンライズベガ、メイショウレガーロ
・2010年→トウショウシロッコ
・2011年→サンライズベガ
・2012年→トランスワープ、タッチミーノット、アスカクリチャン
・2013年→コスモネモシン、エクスペディション、ファタモルガーナ
これらの馬を分類すると、このようになります。
・前走洋芝組→メイショウレガーロ、トウショウシロッコ、トランスワープ、コスモネモシン
・６歳以上→トーセンダンディ、ヴィータローザ、ヤマニンアラバスタ、タッチミーノット、コスモネモシン、エクスペディション、トウショウシロッコ、サンライズベガ、トワンスワープ
・夏の新潟芝外回り勝利実績馬→トーセンダンディ、トップガンジョー、トウショウヴォイス、アスカクリチャン、ファタモルガーナ
きれいにこの３グループに分かれました。
【新潟記念での人気薄激走の共通点は？】
さっそく2014新潟記念出走登録馬でこれに該当する馬を探してみると・・・
・前走洋芝組→アドマイヤタイシ、ステラウインド
・６歳以上→アスカクリチャン、アドマイヤタイシ、アロマカフェ、カルドブレッサ、コアレスドラード、シセイオウジ、ダコール、トーセンジャガー、ボレアス、メイショウナルト、レインスティック、ヴィクトリースター
・夏の新潟芝外回り勝利実績馬→アスカクリチャン、クランモンタナ、ユールシンギング、レインスティック
アドマイヤタイシは新潟芝2000ｍで1分56秒9の持ち時計を誇る馬。新潟記念は前走洋芝組の一変が目立つレースということで、前走洋芝からの参戦となる同馬にも好走の期待がかかります。
【もし馬場が悪化すれば・・・】
いまのところ雨の心配はなさそうですが、もしそうなったら、という条件付きで競馬天気の馬場ファクターで見た際に道悪適性がありそうな馬をピックアップしておきます・・・
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