2014年06月24日
今週は春のグランプリ・宝塚記念が行われます。舞台は阪神芝2200ｍ、現時点で週末はぐずついた天候が予想され、雨中のグランプリレースとなる可能性も考えたいところです。
まずは、過去10年の人気馬データから、激走穴馬台頭の可能性を考えていきたいと思います。
【過去10年の宝塚記念人気馬別成績】
・１番人気馬【３・３・２・２】
・２番人気馬【２・２・１・５】
・３番人気馬【１・２・３・４】
・４番人気馬【０・０・１・９】
・５番人気馬【１・１・０・８】
・６番人気馬【１・１・１・７】
・７番人気〜【２・１・２・84】
さすがに上位人気馬の好走が目立ちますが、古馬の一流どころが集まるレースという点から考えると５番人気以下が４勝というのは注目すべきでしょう。ここで４勝を挙げた激走馬はいずれも前走３着内からの参戦で、実績馬の影に隠れた近走好調馬を見つけるのがポイントと言えそうです。
【人気薄激走の共通点は？】
では、過去の人気薄激走馬にはどういった共通点があったのか？
過去10年の主な激走馬をピックアップしてみると・・・
・2004年→シルクフェイマス
・2005年→スイープトウショウ
・2006年→ナリタセンチュリー、バランスオブゲーム
・2008年→インティライミ
・2010年→ナカヤマフェスタ
・2011年→アーネストリー
・2012年→ショウナンマイティ
これらの馬を分類すると、このようになります。
・芝内回り重賞勝ち馬→スイープトウショウ、バランスオブゲーム、ナカヤマフェスタ、アーネストリー、ショウナンマイティ
・前走３着内馬→シルクフェイマス、スイープトウショウ、ナカヤマフェスタ、アーネストリー、ショウナンマイティ
・芝2200ｍ重賞勝ち馬→シルクフェイマス、バランスオブゲーム、ナカヤマフェスタ、ナリタセンチュリー、インティライミ
きれいにこの３グループに分かれました。
【宝塚記念での人気薄激走の共通点は？】
さっそく2014宝塚記念出走登録馬でこれに該当する馬を探してみると・・・
・芝内回り重賞勝ち馬→ウインバリアシオン、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、トーセンジョーダン、ヒットザターゲット、フェイムゲーム、マイネルラクリマ、メイショウマンボ、ヴェルデグリーン
・前走３着内馬→ウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、ホッコーブレーヴ、マイネルラクリマ、メイショウマンボ、ヴィルシーナ
・芝2200ｍ重賞勝ち馬→ゴールドシップ、メイショウマンボ、ヴェルデグリーン
すべの条件に該当したのはメイショウマンボただ１頭。牡馬相手の良績こそないものの、それが人気を押し下げる要因になるとすれば過去の宝塚記念傾向から侮れない穴馬候補と言えそうです。
【もし馬場が悪化すれば・・・】
今週末の阪神は天候が崩れる可能性あり。ここでは競馬天気の馬場ファクターで見た際に道悪適性がありそうな馬をピックアップしておきます・・・
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