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【有馬記念】トーセンジョーダン完全復活!7歳さらに進化

2013年12月20日

オルフェに待った!!美浦、栗東トレセンで行われた最終追い。西では有馬記念5頭出しの池江泰寿厩舎から、最年長7歳のトーセンジョーダンが軽快な走りで絶好調をアピール。 【有馬記念】

 古豪トーセンジョーダンが完全復活を予感させた。CWコースで同じく有馬出走のトゥザグローリー、ロードランパート(5歳1000万)と3頭併せ。先頭がランパート、直後にグローリー。ジョーダンは5馬身後方からスタートした。4角手前で差を詰め、最内に進路を取ると、直線は3頭でビッシリ。鞍上の中井(レースは内田)が手綱をプッシュすると躍動感あふれるフットワークで応え、中グローリーに半馬身先着した。ラスト1F12秒5。しまいまでしっかり伸びた。

 「前向きさが出ていた。行きっぷりがいいし、それでいて引っ掛かるところもなかった。(陣営が)仕上げているのが良く伝わってきた」と中井は感触を伝えた。池江師も「これがいい時の動き」と目を細めた。

 一昨年、天皇賞・秋でレコードV。実績はこのメンバーでも引けを取らない。ただ、昨年の有馬記念を裂蹄で回避するなど、たびたび爪の不安に泣かされてきた。傷が癒えた今夏、札幌記念で復帰するも13着。続く天皇賞・秋は11着。なかなかリズムを取り戻せずにいたが、前走・ジャパンCはジェンティルドンナから鼻+首差の3着。鮮やかに復活をアピールした。「もともと能力は高い。状態さえ良ければ走る」と池江師。「上積みは大きい」と、さらなる良化を明言した。

 16日に都内で行われたトークショーで「ジョーダンが5頭の中で一番状態がいい」と明かした師。この動きを見れば、それも納得だ。3度目の挑戦となるグランプリ。10年は5着。「状態は下降気味」と師が話した11年が5着。最高の状態で挑む今年は大本命の僚馬(オルフェーヴル)逆転も可能か。鞍上には昨年のVジョッキー内田。ゴールドシップへの騎乗がかなわず、期するところはあるはずだ。5頭出しの池江軍団。最も警戒すべきはジョーダンかもしれない。

(スポニチアネックス)

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