2010年10月13日
★ポイント1「GI実績」
→2007〜2009年まで、1〜3着馬にはすべてGI3着内実績があった。典型的な格重視のレースで、たとえ近走実績に乏しいGI馬であってもここでは評価を上げる必要がありそうだ。
（デアリングハート、レディパステルetc）
★ポイント2「4〜5歳」
→過去10年、馬券圏内を占めているのはすべて4〜5歳馬。6歳以上の馬は【0・0・0・27】と散々たる成績で1番人気に推されたカワカミプリンセスですら6着敗退。やはり4〜5歳馬を中心に取りたいところだ。
（ムードインディゴ、ブルーメンブラットetc）
★ポイント3「内枠」
→過去10年、1枠の馬の成績は【1・0・4・11】、2枠は【4・0・1・11】ともに複勝率31.3％。開催2週目ということで馬場状態が良く、インからロスなく競馬することができる馬が良績を挙げている。
（デアリングハート、オースミハルカetc）
エリザベス女王杯の前哨戦として位置づけられる府中牝馬S。このレースを勝ってエリザベス女王杯も制した馬は過去10年で一頭もおらず、府中牝馬Sでの好走がエリザベス女王杯に直接リンクするわけではないということを考えると、予想の見方を変えて臨んだほうが良いかもしれない。
まず、エリザベス女王杯には「4〜5歳馬有利」「GI実績馬有利」という2つのはっきりとした傾向がある。牡馬に比べてピーク期間が短いとされる牝馬においてこのレースも例外ではなく、6歳以上の馬は過去10年で1頭も馬券圏内に入ることができていない。4〜5歳で、なおかつGI実績のある馬が軸馬としては信頼に足りると言えるだろう。
今年の出走予定馬でそれに該当するのはブラボーデイジー、ブロードストリート、ムードインディゴ、リトルアマポーラの4頭。今年出走したレースでふた桁着順3回のムードインディゴ、リトルアマポーラはやや厳しい印象があり、ブラボーデイジーは昨年の府中牝馬Sで17着。東京1800mのスイートピーSで勝利実績があり、1800mのローズSでレッドディザイアを下しているブロードストリートが現時点では最有力か。
もうひとつ鍵を握るのが、今の東京開催の馬場。先週はあまりにも特殊だったが、毎日王冠は内枠からインを突いた馬で決まったようにインが異常に伸びた。それに内枠有利という性質を持つ府中牝馬Sの傾向を踏まえると、内枠で先行しての好走歴がある馬を狙ってみるのもひとつの手だ。
【データで見るオススメ馬】
★ブロードストリート
→秋華賞2着の実績があり、東京1800mのスイートピーS勝ちの実績を持つ同馬。新馬戦を含めて休み明けは【2・0・0・1】と得意としており、ここでは実績上位か。
★ニシノブルームーン
→6歳牝馬というところがネックだが、今年のヴィクトリアマイル3着の実績あり。昨年の府中牝馬Sでは7着に敗れたが、苦手の外枠を引いてのものだった。内枠を引くことが好走条件になるが、侮れない1頭だ。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★ブライティアパルス
→過去10年、マーメイドSを勝って臨んだ馬の成績は【1・1・0・0】連対率100％。サンプルが少ないので何とも言えないが、左回りで【2・0・1・0】という成績を誇り、東京替りはむしろプラス。同条件のメイSではショウワモダン、シルポートといった強豪牡馬と好勝負を演じており、休み明けでも軽視禁物だ。
【血統で見るオススメ馬】
★テイエムオーロラ
→マンハッタンカフェ産駒は今年の東京芝1800mで【2・0・6・10】複勝率44.4％。この中には13番人気3着といった人気薄も含まれており、適性の高さが伺える。開催1〜4日目の良好な馬場状態では【1・0・5・1】複勝率85.7％とさらに高い適性を見せており、昇級戦でもGI実績馬をぶっこ抜く可能性は十分だ。
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