2013年06月20日
充実ぶりが稽古の動きに表れていた。３強崩しの一番手と目されるトーセンラーは、ＣＷコースで武豊を背にマトリックスコード（３歳５００万下）と併せ馬。１馬身追走し、直線でしっかり反応。６Ｆ８１秒５〜１２秒１をマークした。わずかに頭差遅れたが、覇気は十分に感じられた。
「先週と比べ、コンディションは上がっている。精神面でも大人になっている」。武豊は好感触を示した。天皇賞・春２着後も出来に陰りはない。「かなわない相手とは思わない。チャンスはあるよ」と期待を口にした。
藤原英師も満足げだ。「今週は体調アップを目標に、しまい重点の仕上げ。３歳クラシック時に比べてパワーアップしているし、調教でしっかりと負荷をかけられるようになった」
精神面の成長、鞍上の意のままに動く器用さ、体調の充実。「心技体」はそろった。あとはいかに勝つか。藤原英師は「追い込み一辺倒では厳しい。シルポートの離れた番手が理想。３強の前で運べたら」と流れについて展望を語り、その上で「もちろん勝ちにいく」と断言した。いざ、３強と真っ向勝負。指揮官は勝利のイメージを頭の中に描き切っている。
（スポニチアネックス）
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