2013年02月14日
今年も主役は譲らない!13年のG1開幕戦、「第30回フェブラリーS」の追い切りが13日、栗東、美浦トレセンで行われ、栗東では史上初の連覇を目指すテスタマッタが岩田康誠(38)を背に坂路で確かな伸び脚を披露。休み明けだった前走・根岸S(6着)からの上積みをアピールし、昨年G1・6勝の岩田も並々ならぬ手応えを示した。 【フェブラリーS】
岩田の目はキラキラと輝いていた。「やっとG1が来たぜ。昨年(のG1・6勝)はここから始まったし、今年もやるでえ!!」。気持ち高ぶる13年G1初戦。とはいえ、ここまで率直に高揚感を口にする人間はなかなかいない。
それも愛馬テスタマッタに手応えを感じているからこそだ。最終追いは1週前に続いて岩田が騎乗し、坂路単走で4F57秒8~1F13秒5。調教では動かないタイプとあって時計は平凡だが、ラストで鞍上が手綱をしごき、右ステッキを叩き込むと、力強く反応した。岩田は「普段はラスト1F14秒を切れない馬が、きょうは上がりの脚がしっかりしていた」。ラストの伸びを好調の証と捉えた。
前走・根岸S(マクドノー騎乗)は休み明けで59キロ。6着とはいえ0秒3差なら地力を示したと言っていい。その後は期待通りに良化。岩田は「根岸Sで見た時は“少ししぼんでるな”と感じた。先週は“まあまあ”で、今週は“OK”」と表現した。「衰えはないし、コンディションは申し分ない」と状態面に太鼓判を押した。
さらにプラス材料があるという。何を隠そう「自分(岩田)自身」だ。昨年はフェブラリーSを皮切りにG1・6勝の大暴れ。ディープブリランテとのコンビで念願のダービージョッキーとなった。秋にはジェンティルドンナを秋華賞で牝馬3冠に導き、ジャパンCではオルフェーヴルを撃破。いずれも鼻差で制した。「鼻差の勝負は最後は気持ちが大事。以前は不安を抱きながら乗って、それが馬に伝わって申し訳ないこともしたが、今は違う」。強い気持ちで制した3つの大レースが岩田のハートを成長させた。
「あいつ(テスタマッタ)のことは全部知っている。前走以上、昨年以上のパフォーマンスを見せることができると思う」。いまだ連覇どころか2勝した馬がいないフェブラリーS。7歳馬のVも一度もない。だが、今の岩田&テスタマッタには、そんなデータなど気にもならないほどの勢いがある。
(スポニチアネックス)
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