2012年11月29日
リニューアルを機にはじまった穴馬レーダー！競馬天気の新コラム「連載！騎手×厩舎」。
騎手や厩舎、さらには馬主など１人にスポットを当て、まるまる１ヶ月徹底分析、馬券にもつなげちゃおう！というコラムです。特徴としては、ずっとその人を追いかけることで、人となりや馬券的妙味を知ることができるということです。
「連載！騎手×厩舎」。
第３回はリーディングを独走する若武者・浜中俊騎手です。
デビュー３年目で菊花賞を制して以降、順調にステップアップ。主戦場を中央場所に移してからも勝ち星が減ることはなく、乗れる若手という枠を飛び越えて一流ジョッキーの仲間入りを果たしました。
■驚異の複勝率50％！連複の軸として最適
では、まず浜中俊の年度別勝利数・複勝率推移をご覧ください。
【勝率】
2007年：20
2008年：73（前年比＋53）
2009年：50（前年比−23）
2010年：69（前年比＋19）
2011年：86（前年比＋17）
2012年：121（前年比＋35）※2012年11月終了時点
【複勝率】
2007年：24.5％
2008年：23.4％（前年比−1.1％）
2009年：25.7％（前年比＋2.3％）
2010年：24.7％（前年比−1.0％）
2011年：30.4％（前年比＋5.7％）
2011年：32.9％（前年比＋2.5％）※2012年11月終了時点
今考えると、１年目の複勝率24.5％ってなかなかのモンですよね。新人騎手に質も良い馬が回ってくる可能性は極めて低いわけで、そのなかでこの複勝率は驚異的。ちなみにこの年、１番人気馬に騎乗した回数はたったの10回でした。
そして2011年に大幅なジャンプアップを果たしましたが、この年の単勝回収率は108％。単純に浜中俊の単勝を買い続けていればプラス収支になったということで、勝ち切って穴をあけるという穴党にはたまらない魅力を持っている騎手です。
■浜中俊と縁深い「石橋脩」と「社台」
ちなみに浜中俊と縁深いものとして真っ先に浮かび上がってくるのが「小倉」。
小倉２歳Ｓの成績は４戦３勝４着１回、小倉記念は2011〜2012年と連覇。2012年の小倉は【21・17・13・55】複勝率48.1％。「乗れば来る」という確変状態でした。
ただ、すでに「小倉＝浜中俊」というのは定着していて、乗せる側もそれを知って良い馬を用意する状態。つまり、配当妙味という点ではあまりオイシクありません。
では、配当妙味という点で浜中俊はどの条件で狙うのがもっとも効率的なのか？
・・・と今週はここまで。次回からはその週の管理馬成績、騎手や馬主との相性も絡めてさらに掘宣行調教師を徹底解剖していきたいと思いますので、お楽しみに！
（浜中俊騎手を徹底分析！第１回に続きます）
★関連リンク
堀宣行厩舎を徹底分析！第１回【連載！騎手×厩舎】
堀宣行厩舎を徹底分析！第２回【連載！騎手×厩舎】
堀宣行厩舎を徹底分析！第３回【連載！騎手×厩舎】
堀宣行厩舎を徹底分析！第４回【連載！騎手×厩舎】
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