砂塵舞い上がる福島ダート。レッドグルーヴァーは渋ったダート替りで要注意

2012年07月02日

【2回福島5~6日目の馬場傾向】

三陸特別 12着 レッドグルーヴァー(蛯名騎手)
「パサパサの馬場で、走りが空回りして楽に行けませんでした。前走のように少し湿った馬場なら、また違ったと思います」

この週の福島ダートは砂塵が舞い上がるほどパサパサに乾いた馬場。前述のレッドグルーヴァーのように少しでもスピードに適性が寄ったタイプの馬は全滅状態で、冬の中山・阪神ダートに好走歴があるような馬の好走が目立っていた。

それを踏まえた上で次走注目馬として挙げたいのがそのレッドグルーヴァー。騎手のコメント通り脚抜きの良い馬場のほうがプラスだろうし、4戦連続関東圏遠征による疲れもあったはず。ひと息入れて脚抜きの良い馬場に当たれば再度の圧勝劇があってもおかしくない。

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【2回中京1~2日目の馬場傾向】

長久手特別 2着 カネトシディオス(和田騎手)
「馬場を考えて、前に行かせました。右に行く癖が出たところで勝ち馬に内をすくわれました。直線は交わすくらいの勢いだったのですが…それにしても堅実です」

中京は春開催とは異なり、レコード続出の馬場。特に良馬場の土曜はその傾向が顕著で、前述のコメントのように前に行かないことには勝負にならないほど。カネトシディオスは新潟外回り専門といった感じの馬だが、夏の中京は新潟のそれに近い適性があるのかもしれない。

それを踏まえた上で次走注目馬として挙げたいのが同レース12着のタガノザイオン。春の中京芝2着、札幌芝【1・1・0・1】の実績が示すように時計のかかる馬場でこその馬。次走洋芝を求めて北上することがあれば狙ってみたい1頭だ。

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【2回函館1~2日目の馬場傾向】

七重浜特別 3着 バクシンクリチャン 大野拓弥騎手
「ある程度前へ行こうとは考えていましたが、思った以上にスタートで出てくれて、流れに乗ってレースができました。このあと滞在効果で体がフックラしてくれば、次はもっと走れると思います」

近2走の道中通過順12-13が示すように本来前に行く馬ではないが、このレースでは2番手追走から渋太く粘り通した。函館で活躍が目立つジョッキーの判断だけに、それだけまだ前が有利な馬場ということなのだろう。

それを踏まえた上で次走注目馬として挙げたいのがこのレースを制したニシノビークイック。道中7番手から差し切ったレース内容は高く評価できるし、洋芝も一発でクリア。カレンブラックヒルの2着がある実力馬ということで、北海道シリーズでもう1勝ぐらい上乗せできそうだ。

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