【日本ダービー】ワールドエースのきさらぎ賞1分47秒0は相当に評価できる

2012年05月24日

※左から馬名・(競馬場)・レース名・着順・馬場レベル・タイム・上がり

★2000m(良/水少)
【1位】フェノーメノ (東京) 3歳500万下 1着 良/水少 2:00.9 34.6

→前日の古馬500万下1着・アルマフローラと同タイム。中団からレースを進めた同馬の上がり3ハロンが35.0秒である点を踏まえると、2番手からこの上がりは高く評価できる。東京の高速馬場には滅法強い印象だ。

【2位】スピルバーグ (東京) プリンシパルS 1着 良/水少 2:00.9 34.0

→翌日の古馬1000万下1着・マイネルグートを0.7秒上回る勝ち時計。前が引っ張った展開があったとはいえ、稍重スタートの芝でこの時計は立派。前述のフェノーメノのレースで2着だったのがスピルバーグということで、この2頭は軽視禁物だ。

★2200m(良/水少)
【1位】トーセンホマレボシ (京都) 京都新聞杯 1着 良/水少 2:10.0 34.7

→日本レコードの勝ち時計が示すように、超高速馬場とはいえ持ち時計では群を抜いている。重馬場後のレースでこの結果は価値が高く、同じような馬場・展開になれば皐月賞組を一蹴する可能性も。

【2位】ベールドインパクト (京都) 京都新聞杯 2着 良/水少 2:10.4 34.7

→トーセンホマレボシと同じく時計面では申し分ないが、同馬より後方からレースを進めて同じ上がりというのは少々不満。非根幹距離に好走実績が偏っている点も含め、ここでは敷居が高いか。

★2400m(良/水少)
【1位】フェノーメノ (東京) 青葉賞 1着 良/水少 2:25.7 34.1

→この時期の東京芝は時計を要するが、それを差し引いても勝ち時計2分25秒7は少々物足りない。先週のオークスが2分23秒台の決着だった点を踏まえると、最低でも2分24秒台は欲しかったところだ。

【2位】エタンダール (東京) 青葉賞 2着 良/水少 2:26.1 34.8

→フェノーメノの勝ち時計が評価できない以上、同馬の時計を評価するわけにはいかない。春の東京芝開幕週特有の馬場が向いた感も否めず、勝ち負けまでは厳しい印象だ。

★1800m(良/水少)
【1位】ワールドエース (京都) きさらぎ賞 1着 良/水少 1:47.0 33.0

→勝ち時計1分47秒0は歴代最速。1000m61.7秒というスローで記録したものだから、後半4ハロンのスピードは特筆すべきものだ。同馬が敗れた2戦は稍重〜重ということで、良馬場の切れ味勝負ならダービー馬にもっとも近い1頭と言えそうだ。

【2位】ヒストリカル (京都) きさらぎ賞 2着 良/水少 1:47.2 32.8

→ワールドエースには及ばなかったものの、上がり3ハロンは同馬を上回った。こちらは馬場を問わない切れ味が魅力で、直線を向いてヨーイドンという競馬ならワールドエースを喰うシーンがあってもおかしくない。


【短評】
渋った馬場での施行が多かった3歳牡馬クラシック戦線。とりわけ皐月賞→日本ダービーでの馬場差は相当なものが予想され、皐月賞上位馬の凡走も月賞凡走馬の激走も十分考えられる。

持ち時計で抜けているのはトーセンホマレボシ&ワールドエース。前者は日本レコードが示す通りだが、後者はきさらぎ賞の内容が圧巻。前半1000m61.7秒に対し、後半800mが45.3秒。これに1ハロン12秒を足したとしても57.3秒ということで、ゴールに向かうに従ってどんどん加速していくレースを突き抜けた勝ち馬&2着馬は上がり勝負なら一長の利がある。

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