2011年10月28日
東京芝2000mで行われる天皇賞・秋。近年は力差が出やすい傾向にあり、目下4年連続で1番人気馬が馬券圏内を確保している。今年はブエナビスタが連覇を目指して出走を予定しているが、過去に連覇を達成した馬はシンボリクリスエスのみ。ブエナビスタとて必ずしも安泰とは言い切れない。
さて、今回も先週の菊花賞同様、天皇賞・秋出走予定馬を種牡馬別に分け、2008〜2010年までに行われた東京芝2000mの全101レースを対象に東京芝2000mに強い血統を弾き出していきたい。なお、ここでは出走回数3走以上を対象とした。騎手についても同様に、全101レースを対象に挙げることとする。
★血統
・ゼンノロブロイ【3・5・4・6】複勝率66.7％
出走予定馬：ペルーサ
・フレンチデピュティ【1・3・2・13】複勝率31.6％
出走予定馬：メイショウベルーガ
・キングカメハメハ【6・2・2・27】複勝率27.0％
出走予定馬：ローズキングダム、ミッキードリーム、トゥザグローリー
・スペシャルウィーク【2・4・6・33】複勝率26.7％
出走予定馬：ブエナビスタ、ナリタクスタル
・ジャングルポケット【4・3・3・31】複勝率24.4％
出走予定馬：ジャガーメイル、トーセンジョーダン
・グラスワンダー【1・1・2・13】複勝率23.5％
出走予定馬：アーネストリー
・ホワイトマズル【3・3・1・23】複勝率23.3％
出走予定馬：シルポート、シャドウゲイト、シンゲン
・ダンスインザダーク【6・7・4・60】複勝率22.1％
出走予定馬：ダノンヨーヨー、ダークシャドウ
・サンデーサイレンス【0・1・4・27】複勝率15.6％
出走予定馬：アクシオン
・バゴ【0・0・0・3】複勝率0％
出走予定馬：ビッグウィーク
★騎手
・武豊【3・4・4・11】複勝率50.0％
・横山典弘【13・4・5・27】複勝率44.9％
・岩田康誠【0・7・1・10】複勝率44.4％
・蛯名正義【5・10・8・34】複勝率40.4％
・池添謙一【0・0・2・4】複勝率33.3％
・後藤浩輝【5・1・7・39】複勝率25.0％
・福永祐一【1・1・2・13】複勝率23.5％
・田中勝春【4・4・5・45】複勝率22.4％
・和田竜二【0・0・1・5】複勝率16.7％
・四位洋文【0・0・1・6】複勝率14.3％
・川田将雅【0・0・1・7】複勝率12.5％
・柴田善臣【1・4・1・51】複勝率10.5％
・ルメール【0・1・0・10】複勝率9.1％
・田辺裕信【0・0・0・10】複勝率0％
そして、血統＋騎手÷2で複勝率を算出した際のベスト3は次の通り。
★1位 ペルーサ 複勝率55.8％
★2位 ナリタクリスタル 複勝率38.3％
★3位 ブエナビスタ 複勝率35.5％
血統・騎手ともに芝2500m超で複勝率40％超のペルーサは東京芝2000mとの相性抜群。特にゼンノロブロイ産駒が東京芝2000mで【3・5・4・6】複勝率66.7％という驚異的な成績を残しており、ペルーサ自身東京芝2000mでは3戦して連対率100％を誇る。
その他で注目したいのはアーネストリー。母父トニービン系の馬は2011年の東京芝2000mで【3・1・2・7】複勝率46.1％。父グラスワンダーの高い適性を得た阪神芝2200mの宝塚記念に続き、血統の利を活かしてGI連覇というシーンがあっても不思議ではない。
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