【南部杯】東京ダート1600mに強い騎手・血統は?

2011年10月07日

今年は東京ダート1600mでの施行となる南部杯。トランセンドやエスポワールシチーなどGⅠにふさわしい好メンバーが揃った。これにスマートファルコン&フリオーソが加わったメンバーが国内ダート最強馬決定戦といっても過言ではなく、JCダートへの前哨戦として見逃せないレースだ。

舞台が東京ダート1600mということでフェブラリーSが参考になるかと思われるが、冬の東京ダートと秋の東京ダートは砂質が異なる。とはいえ騎手・血統面で見た際に大きな違いが生まれる可能性は低く、得意・不得意条件を騎手・血統面から見ていくことは重要だ。

そこで今回は、南部杯出走予定馬を種牡馬別に分け、東京ダート1600mに強い血統を弾き出していきたい。なお、ここでは出走回数3走以上を対象とした。騎手についても2010年に東京ダート1600mで行われた全97レースを対象に挙げることとする。

★血統
・ゴールドアリュール【12・9・9・92】複勝率24.6%
出走予定馬:エスポワールシチー、オーロマイスター、シルクフォーチュン
・シンボリクリスエス【24・17・17・120】複勝率32.6%
出走予定馬:ダノンカモン、ランフォルセ
・ワイルドラッシュ【8・5・6・58】複勝率24.7%
出走予定馬:クリールパッション、トランセンド
・アメリカンボス【0・0・0・11】複勝率0%
出走予定馬:イーグルビスティー
・ダンスインザダーク【11・13・17・174】複勝率19.1%
出走予定馬:ゴールドマイン
・クリプティックラスカル【1・1・0・13】複勝率13.3%
出走予定馬:ダイショウジェット
・ブライアンズタイム【46・59・46・340】複勝率30.8%
出走予定馬:バーディバーディ
・クロフネ【37・25・29・210】複勝率30.2%
出走予定馬:ブラボーデイジー
・ディープインパクト【1・0・1・3】複勝率40.0%
出走予定馬:ボレアス
・マーベラスサンデー【10・12・6・122】複勝率18.7%
出走予定馬:ロックハンドスター
・マヤノトップガン【6・5・9・91】複勝率18.0%
出走予定馬:ワキノカイザー

★騎手
横山典弘【9・2・1・29】複勝率29.3%
吉田豊【5・5・5・41】複勝率26.8%
柴山雄一【4・1・2・44】複勝率13.7%
松岡正海【3・3・5・38】複勝率22.4%
福永祐一【2・3・3・12】複勝率40.0%
武豊【2・3・2・3】複勝率70.0%
藤田伸二【1・0・2・13】複勝率18.8%
北村友一【0・0・1・7】複勝率12.5%
津村明秀【0・0・1・10】複勝率9.1%


そして、血統+騎手÷2で複勝率を算出した際のベスト3は次の通り。

★1位 ボレアス 複勝率55.0%
★2位 ダノンカモン 複勝率36.3%
★3位 ランフォルセ 複勝率30.9%


血統・騎手ともに東京ダート1600mで複勝率40%超のボレアスはまさに東京ダート1600mご用達といった馬。武豊騎手は2010年の東京ダート1600mで複勝率70.0%という驚異的な成績を誇り、同条件のGⅠ・フェブラリーSをカネヒキリ、ヴァーミリアンで制した実績を持つ。

その他で注目したいのはバーディバーディ。2011年東京ダート1600mに限定すればブライアンズタイム産駒は【7・2・3・16】複勝率42.9%。血統の力で上位進出があっても不思議ではない。

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