開幕週+野芝で超高速馬場の中山芝、ダートは思いのほか軽い

2011年09月10日

●芝は超高速馬場、ダートは思いのほか軽い【4回中山1日目馬場傾向】

中山芝は良/水少。芝2000mの紫苑Sで1分58秒2というレコードが出たことからもオール野芝の開幕週らしい超高速馬場。オークス好走組が揃って惨敗を喫し、マイラータイプの馬が上位を占めた点からも分かるように当該距離-200~400mが今の馬場で求められる距離適性ということになるだろう。また、意外なほど差し・追込が利いていた点にも注意したい。

中山ダートは良/水少。こちらもかなり時計が速く、3歳未勝利・ダート1200mで1分11秒台の時計が出ていた。本来なら馬場の質が異なるので危険な前走新潟ダート好走組が引き続き馬券圏内に入っていた点からも、中山にしては軽いダートと言えるだろう。


●逃げ馬天下のダートは小倉組に穴妙味【5回阪神1日目馬場傾向】

阪神芝は良/水少。阪神芝外回りは馬場が荒れるに従って前残りが目立ってくるという特殊な傾向を持つが、その傾向通り絶好の馬場コンディションの今日は差し・追込馬の好走が多かった。時計・上がりともに標準的なレベルということで、開幕週=逃げ・先行馬狙いという固定概念は捨てたほうが良いかもしれない。

阪神ダートは良/水少。逃げた馬の成績【1・3・0・3】、馬券圏内に入った馬の人気6,2,11,6が示すように極端な前残り馬場。前に行かないことには勝負にならないといった印象で、なかでも小倉ダート1000m・1700mで早めに後続にマクられた馬が3~4コーナーで息を入れられることで粘り通すシーンが多かった。


●Bコース替りも時計速くならず、ダートは力の要る馬場【2回札幌1日目馬場傾向】

札幌芝は良/水少。今週からA→Bコース替りだったがとりわけ時計が速くなった印象はなく、むしろ前開催より時計がかかるぐらいだった。6R3着メイショウドンナーや12R1着メジロジェニファーのように時計が掛かったことで巻き返した馬が目立っており、注意が必要だ。

札幌ダートは良/水少。パサパサに乾いたダートという印象はなかったが、ダート1000mで1分台、ダート1700mで1分50秒台が出ていたように時計を要するタフな馬場。さらに馬場が乾く日曜札幌では距離短縮馬や使い減りしていない馬を狙ってみたいところだ。

バックナンバー

的中情報はこちら

. .