2012年05月12日

マルセリーナは本当に東京芝が合っているのか?ヴィクトリアマイル分析

ヴィクトリアマイルが行われる今週。ブエナビスタの引退により現役最強牝馬の枠がポッカリと空いている現状を考えると、暫定とはいえここは現役最強牝馬の座に着く最大のチャンス。どの馬も虎視眈々と女王の座を狙っています。

そこで競馬天気では金曜日から日曜日までの3日間、2012年ヴィクトリアマイルを馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この3日間の連載をお楽しみください!

さて、第2弾となる今回は昨年の桜花賞馬・マルセリーナについて分析していきます。

【連載その1】アパパネは復活を遂げることができるのか?
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【1】マルセリーナと東京芝1600mとの相性は?

昨年の桜花賞以来低迷が続いていたマルセリーナですが、前走阪神牝馬Sで2着と復活の兆しを見せました。低迷の一因にもなっていた「早熟説」は完全に払しょくされたと言って良いでしょう。

ここでの問題は、果たしてマルセリーナと東京芝1600mとの相性は?という点。

走ったことがないので何とも言えないところですが、東京芝にだけ関して言えばオークスでは道中位置取りが後方だったにもかかわらず、ホエールキャプチャに上がり3ハロンで0.3秒劣りました。内回りの阪神牝馬S好走と関連づけると、使える脚は一瞬なのかもしれません。


【2】マルセリーナのローテーションは?

過去6年、前走阪神牝馬S2着内馬の成績は【1・1・1・8】複勝率27.2%。悪くもなく、良くもなくといったところでしょうか。

ここでの問題は、マルセリーナ自身にあるような気がしています。新馬戦を含めた中9週以上の間隔【2・1・0・1】に対し、中5週以内【1・0・1・3】。叩き2戦目に関しては連対実績すらありません。

もし阪神牝馬Sの好走が休み明けによるものだとすれば・・・12kg減っていた馬体重&関東圏への輸送で思わぬ凡走があっても不思議ではないでしょう。


【3】マルセリーナの血統は?

マルセリーナの父はディープインパクト。すでにバレていますが、リアルインパクトやジェンティルドンナ、そしてマルセリーナのG1制覇の距離は1600m。現役時代の印象とは裏腹に、良績は短めのところに集中しています。

なかでも際立った成績を残しているのが東京芝1600m。同産駒の東京芝1600m重賞成績は【2・1・1・3】複勝率57.1%ということで、血統面での割引材料はほとんどありません。


【4】マルセリーナに騎乗予定の田辺騎手は?

NHKマイルカップでアルフレードに騎乗を予定しているのは田辺騎手。騎乗停止の岩田騎手からバトンタッチを受けた形ですが、田辺―松田博ラインはコアな競馬ファンなら誰もが知っている黄金ライン。岩田騎手が騎乗停止を受けた時点でこの乗り替りは既定ラインだったのでしょう。

降って湧いてきたチャンスで初のG1制覇と行きたいところですが・・・マルセリーナの脚質と田辺騎手が東京芝重賞で馬券圏内に入ったときの戦法を考えると、ヴィクトリアマイルとの相性に?マークがついてしまいます。

【田辺騎手の東京芝重賞脚質別成績】

◇逃げ【0・0・0・0】複勝率0%
◇先行【0・0・0・1】複勝率0%
◇中団【1・1・0・6】複勝率25.0%
◇後方【0・1・0・6】複勝率14.3%

※上がり3ハロン最速時成績【1・2・0・0】複勝率100%

馬券圏内に入った3頭はいずれも道中10番手以下のもの。桜花賞こそ後方一気で制したマルセリーナでしたが、その後5戦中4戦は道中10番手以下から差し損ねるレースを連発。前走でようやく道中7番手から競馬をし、2着に入りました。

ちなみに過去のヴィクトリアマイルで道中10番手以下から馬券圏内に入った5頭には「芝1800m以上重賞勝ち」という共通点が。+200mをこなせるスタミナがないと最後のひと伸びを欠いてしまうケースがあり、この点も不安を増長させてしまいます。


※明日更新予定の「藤岡佑介&オールザットジャズはG1を勝てるのか?ヴィクトリアマイル分析」は会員限定コンテンツとなります。ご了承ください。
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