2012年05月11日
アパパネは復活を遂げることができるのか?ヴィクトリアマイル分析
ヴィクトリアマイルが行われる今週。ブエナビスタの引退により現役最強牝馬の枠がポッカリと空いている現状を考えると、暫定とはいえここは現役最強牝馬の座に着く最大のチャンス。どの馬も虎視眈々と女王の座を狙っています。
そこで競馬天気では金曜日から日曜日までの3日間、2012年ヴィクトリアマイルを馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この3日間の連載をお楽しみください!
さて、第1弾となる今回は昨年の覇者・アパパネについて分析していきます。
【1】アパパネと東京芝1600mとの相性は?
昨年の覇者に対して東京芝1600mとの相性うんぬんを言うのは失礼というものでしょう。今のアパパネにとって、もっとも好走が見込める条件はヴィクトリアマイルが行われる舞台・東京芝1600mです。
ただ・・・今年は若干事情が異なるのも事実。
東京芝1600mとの相性の良さを差し引いても、近走成績の不安定さが目につきます。前走とて上がり3ハロンの切れ味では桜花賞馬・マルセリーナにまったく及びませんでした。
最後の復活劇と割り切り、思い切り狙うか。
前走で見切りをつけるか。
いずれにせよ、ここがアパパネのターニングポイントになりそうです。
【2】アパパネのローテーションは?
アパパネといえば、典型的な叩き良化型。それは下記のローテーション別成績を見るより明らかです。
◇休み明け【1・1・0・4】
◇叩き2戦目【4・0・1・0】
今回叩き2戦目で臨む点は間違いなくプラスで、陣営も休み明けは基本的に「捨て」のスタンスなのでしょう。マイラーズカップを除いた休み明け出走時はすべてプラス体重という仕上げ方からもそれは明らかです。
ただ、今回気になるのがその臨戦過程。
長い間厩舎にとどまり調整をしていたアパパネですが、今回は放牧をしたとのこと。リフレッシュと言えば聞こえがいいですが、馬の競馬に対するスイッチが完全に切れてしまう可能性も否定できません。こればっかりは競走馬なので推測でしか語れませんが・・・
【3】アパパネの血統は?
アパパネの父はキングカメハメハ。スローの上がり勝負ではサンデーサイレンス系をも凌ぐものがあり、とりわけローズキングダムに代表されるキングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合はクラシック戦線での活躍馬を多数輩出しています。
母ソルティビッドはフェアリーS2着など2〜3歳春にかけて1200mで活躍した馬。アパパネがオークス・秋華賞で「距離が持たないのでは?」「早熟なのでは?」と疑われるちょっとした原因にもなったわけですが、そんなことがなかったのは周知の事実。
もはや血統の部分で語る必要はないでしょう。
【4】アパパネに騎乗予定の蛯名騎手は?
ヴィクトリアマイルでアパパネに騎乗を予定しているのは蛯名正義騎手。怪我から復帰後、早くも重賞2勝を挙げているように目下絶好調の騎手です。
蛯名騎手にはわかりやすい特徴があって、G1では対抗とされる馬、つまり1番人気馬を負かす確率が高いであろう2〜4番人気馬との相性が抜群。それはG1での人気別成績にも現れています。
★蛯名騎手のG1人気別成績
◇1番人気【5・0・2・3】複勝率70.0%
◇2番人気【4・0・0・6】複勝率60.0%
◇3番人気【3・3・3・17】複勝率34.6%
◇4番人気【2・3・4・18】複勝率33.3%
2〜4番人気馬での勝利時に負かした馬はブエナビスタ、テイエムオペラオー、グラスワンダー、サクラローレルという名馬がズラリ。人気馬を負かす生粋のスナイパーということで、人気が落ちる今回は妙味と言えそうです。
◇あすは「マルセリーナは本当に東京芝が合っているのか?ヴィクトリアマイル分析」をお送りします!(続)
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