2012年04月12日

ゴールドシップ×皐月賞×内田博幸。あらゆるデータを分析!

皐月賞が行われる今週。有力馬不在というのが年明け前の評価でしたが、ここにきてトライアルで強い勝ち方をした馬が続出。上位何頭かで決まるだろうという雰囲気になってきましたが・・・得てしてこんな時に競馬というのは荒れるもの。

そこで競馬天気では月曜日から金曜日までの5日間、2012年皐月賞を馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この5日間の連載をお楽しみください!

さて、第4弾となる今回は共同通信杯勝ちから臨むゴールドシップについて分析していきます。

【連載1】グランデッツァ×皐月賞×デムーロ
【連載2】ワールドエース×皐月賞×福永祐一
【連載3】コスモオオゾラ×皐月賞×柴田大知


【1】ゴールドシップと中山芝2000mとの相性は?

ゴールドシップがここまで挙げた3勝はすべて芝1800m。洋芝の北海道、左回り・コーナー2つの共同通信杯とまったく異なる条件を勝ち切ったわけですから、1800mに対する適性は相当なものがあります。

そこで、中山芝2000mへの適性です。ラジオNIKKEI杯2歳Sの内容から距離はさほど気にしなくて良いと思いますが、問題なのはその脚質。マクリ方があまりにも極端なんですよね。【14-14-13-5】というラジオNIKKEI杯2歳Sのマクリ方は、多頭数・中山芝2000mの皐月賞ではまず届かないシロモノです。

外枠を引いた今回は共同通信杯のようにすんなり先行というわけにもいかないでしょうし、騎手の立ち回り方が問われる1戦と言えるでしょう。


【2】ゴールドシップのローテーションは?

過去10年、前走共同通信杯組の成績は【0・0・2・7】。3着馬を2頭輩出しているものの、3大ローテ(弥生賞、スプリングS、若葉S)と比較した際の成績は歴然です。

ラジオNIKKEI杯2歳S後、東京で行われる同通信杯を使った理由はダービーをにらんでのものだと考えられます。つまり、大目標のダービー前に一度東京を経験させておきたかったと。

「皐月賞を獲りに来た度」で見たとき、やや見落としてしまうのかなぁというのがここでの見解です。


【3】ゴールドシップの血統は?

ステイゴールド×メジロマックイーンという配合はオルフェーヴル、ドリームジャーニー、フェイトフルウォーといった馬と同じ。いわゆる「黄金配合」です。

この配合の馬が走る理由はもはや理屈では語れませんが、ここで挙げた3頭にはある共通点があります。それは「非根幹距離での強さ」。

◇芝1800m成績【5・2・3・3】複勝率76.9%
◇芝2200m成績【3・2・1・4】複勝率60.0%

上記3頭はもちろんですが、メジロミドウという馬も2200mでの勝利実績があります。1800mを4戦3勝のゴールドシップもその特徴を色濃く受け継いでいるようです。


【4】ゴールドシップに騎乗予定の内田博幸騎手は?

皐月賞でゴールドシップに騎乗を予定しているのは内田博幸騎手。桜花賞ではヴィルシーナを2着に持ってきているように、大舞台でも信頼に足りうる一流ジョッキーです。

実は桜花賞でもまったく同じことを書いたんですが、確認のため再度「内田博騎手のG1距離別成績」を下記に記します。

★内田博騎手のG1距離別成績

◇1200m【0・0・0・7】複勝率0%
◇1600m【2・4・3・29】複勝率23.6%
◇1800m【0・0・0・2】複勝率0%
◇2000m【0・0・2・9】複勝率18.2%
◇2200m【1・0・0・0】複勝率100%
◇2400m【1・1・0・11】複勝率15.4%
◇2500m【0・0・0・3】複勝率0%
◇3000m【1・0・0・0】複勝率100%
◇3200m【0・1・0・2】複勝率33.3%

桜花賞とは反対に、今回はマイナスデータが多いんですよねぇ・・・

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