2012年04月03日
走るたびに不安要素なくなるエアロッシュ、トライアルで一発の可能性も
【３回中山３〜４日目馬場傾向】
中山芝は３日目が良→11Ｒから稍重、４日目が良。今週からＢコース替りで土曜日の雨も馬場に大きく影響するほどではなく、上がり３ハロン33秒台の切れ味が問われる馬場だった。先週までの馬場も特殊だが中山芝でこの上がりが出る馬場も相当に特殊で、ある意味一度もまともな馬場に当たっていないのが今開催の中山だ。
中山ダートは３日目が良→11Ｒから稍重、４日目が稍重→６Ｒから良。極端に馬場が渋ることもなく、比較的平穏な決着が多かった。
●２回中山３日目 ５Ｒ １着エアロッシュ
単勝１倍台の人気に応え快勝。順当勝ちと言われればそれまでだが、これまで速い上がりを使えなかった馬が上がり３ハロン33秒台で勝ち切ったことに価値を感じる。レースを重ねるごとに前に行けるようになっている点も魅力で、人気薄のトライアルで一発という可能性は十分だ。
●２回中山４日目 ９Ｒ ４着ハッピーカオル
昇級戦で４着とまずまずの結果を残した。同馬は良馬場ダート【２・２・０・６】に対し、稍重〜不良ダート【２・２・１・０】と渋ったダートを得意としており、今後このクラスでは渋ったダートで狙うというスタンスが正解だろう。
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【２回阪神３〜４日目馬場傾向】
阪神芝は３日目が稍重→５Ｒから重、４日目が重→６Ｒから稍重。こちらは想像以上に雨が降った印象で、Ｂコース替りでも外差し馬場。時計もかかっていた点から血統面ではパワーに秀でたロベルトの血を持つ馬（ブライアンズタイム、シンボリクリスエスetc）の好走が目立っていた。
阪神ダートは３日目が不良、４日目が不良→５Ｒから重。レコードが出たように渋ったダートで高速馬場に。逃げ馬が穴を出すケースが目立っていた。
●２回阪神３日目 ５Ｒ １着トーセンギャラリー
休み明けで迎えた１戦を鮮やかな直線一気で突き抜けた。３戦連続上がり３ハロン最速を記録しているように切れ味を武器とする馬だが、その数字はいずれも35秒台。東京・京都外回りの速い上がりへの対応は未知数だ。とはいえ重い芝での切れ方は相当なものがあり、仮に東京・京都外回りで凡走したとしても洋芝替りで一変、というところまで先読みしておきたい。
●２回阪神４日目 11Ｒ １着ショウナンマイティ
1000ｍ通過65.2秒という超スローを大外からただ１頭違う脚で突き抜けた。超スローのほうが得てして追込はハマりやすいが、それを差し引いても競走馬としてのスイッチが入ったような強さ。距離適性を考慮して天皇賞・春には向かわない可能性が高いが、この馬は距離云々ではなくペースがすべて。今回と同じく超スローが想定される天皇賞・春なら好勝負になるはずだが・・・
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（競馬天気：月曜コラム「馬場×次走注目馬」より）