2012年03月21日

●格言44「中山が苦手な差し馬は出入りの激しい競馬でこそチャンスあり!」

先週のスプリングSはグランデッツァがディープブリランテを差し切って勝利。トライアルで馬体重を減らしての出走というのは気がかりですが、レースぶりは文句なしでしたね。同じアグネスタキオン産駒でも3勝すべてが洋芝&稍重or重馬場ということで決して末脚が切れる馬ではないでしょう。いますぐ皐月賞が行われるなら勝ち負け必至でしょうが、皐月賞の頃には芝が荒れているけど速いっていうヘンな馬場になりそうなんだよなぁ。

さて、今週の格言に参りましょう。

毎週雨に祟られている中山芝ですが、雨が降ったら内から乾くことはすでに騎手の間でもバレているようで。日曜中山は前述のスプリングSをはじめ3〜4コーナーにかけて一気に後続がマクってくるというレースが目立ちました。

で、そういった展開になるともっとも得をするのが「もっとも流れに乗れなかった馬」なんですよね。つまり、一番最後にマクった馬。これぞ漁夫の利といった感じで勝利をかっさらっていきます。

たとえば日曜中山8R。このレースは横山典騎手騎乗の1番人気・ラストノートが一気にマクって4角先頭という競馬を見せました。これに呼応して岩田騎手騎乗のガリレオバローズも位置取りを一気に上げ、レースは消耗戦に。

その展開で勝ち切ったのは、道中後方待機のグレートマーシャル。同馬は現級連対歴が新潟芝である点が示すように使える脚が長い半面、小回りだとコーナーで置かれてしまうんですよね。

スローの中山芝では太刀打ちできないんですけど「有力馬のマクリ」という補助ツールを得ることで結果として届くようになる。これはグレートマーシャルに限ったことではなく、有力馬の脚質が後方かつ馬場が目に見えて前残りという時に起こり得るもので。

ここからは勝手な妄想ですが、どうも皐月賞は今回とはまったく逆の展開になりそうな気がするんですよね〜。折り合いに不安がある馬が多すぎて、ダービーを見据えるとここで積極策に出るとは思えなくて。久しぶりに前残りの大波乱に期待したいところです。

★今週の格言「中山が苦手な差し馬は出入りの激しい競馬でこそチャンスあり!」

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(競馬天気:火曜コラム「競馬格言集」より)