2012年02月21日

1000m通過タイムが鍵のオコレマルーナ、中山芝1600m替りで注目

【1回東京7〜8日目馬場傾向】

東京芝は7日目が良/水多→6Rから良/水少、8日目が良/水少。最終週にして前残りの馬場に変貌しており、決まり手はほとんどが逃げ切り。軽い芝向きの馬が切れ味を活かすことができないケースが多く、特殊な馬場状態だった。
東京ダートは7日目が良/水多、8日目が良/水多。多少渋った馬場とはいえ時計が速い印象はなく、昨年のフェブラリーSとよく似た馬場。スピードよりスタミナが問われる馬場で、距離短縮馬の好走が目立った。

●1回東京7日目 10R 10着キングオブロー

芝・ダート兼用馬だけに馬場が合わないという可能性は低く、ここは距離ということで敗因を片づけられそうだ。上がり3ハロン33秒台の脚を使える点から軽い芝向きの可能性が高く、中山で苦戦を強いられたとしても春の東京・京都替りで注目したい馬だ。

●1回東京8日目 9R 5着オコレマルーナ

休み明けで臨んだ一戦だったが、はじめて馬券圏内を外してしまった。とはいえ勝ち馬とは0.1秒差ということで悲観する内容ではなく、展開・馬場によるものと考えたい。同馬が3馬身半差をつけて快勝した未勝利戦の1000m通過は稍重で60.5秒、その他レースがすべて61.9秒以上のスローということで、ハイペースの中山1600m替りで狙ってみたい1頭だ。

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【2回京都7〜8日目馬場傾向】

京都芝は7日目が稍重/水少、8日目が良/水多→6Rから良/水少。開催最終週の馬場+雪の影響で馬場悪化がさらに進行し、差しがバンバン決まる馬場。また、相当にスタミナを要求される馬場ということで距離短縮馬はもちろんのこと、洋芝やダート実績豊富な馬が大穴をあけるシーンも見られた。
京都ダートは7日目が稍重/水多、8日目が稍重/水少→6Rから良/水多。短距離は外枠、中距離は外枠という傾向がはっきり見られており、展開云々よりもどの枠を引いたかが重要な週だった。

●2回京都7日目 11R 7着ツルマルジュピター

前走内容から2番人気に推されたが、人気を裏切ってしまった。同馬は馬番ひと桁番時【3・3・4・4】に対し、ふた桁番時【1・0・0・4】ということで、今回は枠順も堪えたのだろう。本質高速馬場のほうが良いタイプで、高速馬場が想定される3〜6月の中央場所で巻き返すチャンスはあるはずだ。

●2回京都8日目 5R 1着エアルプロン

新馬戦の内容から勝利は目前だったが、外からスムーズに進出してあっさり勝ち上がった。2戦続けて道中通過順を上げながら上がり3ハロン上位の脚を使える脚はセンスの高さを感じるもので、昇級しても大崩れはないだろう。個人的には回り道せずに皐月賞トライアルを使ってほしい1頭だ。


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(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)