2012年01月18日

●格言35「堅い芝ではマクリ差しができる馬を狙え!」

先週ご紹介した格言「冬の京都ダート短距離は外枠の差し馬を狙え!」が日曜京都で大爆発。山科Sは外枠の差し馬・シゲルソウウンが突き抜け、12Rでは外枠の差し馬同士で馬単万馬券。この傾向は忘れないようにしておきたいですね。

さて、今週の格言に参りましょう。

ニューイヤーSの勝ち時計1分32秒4をはじめ、急速に馬場が持ち直してきた感のある中山芝。とはいえ野芝が育ちにくいこの時期でこれだけの好時計が出るほうがかえって不思議で、9月中山開催の「速い」馬場というよりコンクリートの上を走るような「堅い」馬場という表現がしっくりきます。

で、そういった馬場だと求められるものも変わってくるわけで。
9月中山が軽快なスピードと一瞬の切れ味向きだとしたら、堅い馬場の中山はスタミナが求められる比率が高くなり、末脚も持久力が求められるようになるんですよね。たとえ時計が速かったとしても、です。

その結果どうなるかというと、よりローカルっぽくなる、つまりマクリ差しが好走するための脚質になるんですよね。

京成杯が良い例で、このレースで道中位置取りを上げつつ勝利した馬(芝)は8頭。そのうち4頭が1〜4着までを占めました。道中マクリながら差すというのはスタミナが求められるわけで、そういった競馬で勝利を挙げているというのは今の中山芝で大きなアドバンテージであると。

ちなみに今週のAJCCで道中位置取りを上げながら勝利実績のある馬はほぼ全頭。「マクリっぷり」を重視するなら中山芝未勝利戦で12-11-10-2という競馬で勝ったナカヤマナイト、金鯱賞で16-15-6-4というとんでもないマクリで押し切ったルーラーシップあたりが有力候補と言えそうですね。

あ、最後に補足しておきます。中山でマクリ差しが抜群に上手いのは田辺騎手です。


★今週の格言「堅い芝ではマクリ差しができる馬を狙え!」

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(競馬天気:火曜コラム「競馬格言集」より)