2013年05月16日
【オークス】レッドオーヴァル驚速!抑えたまま伸び伸び11秒9
ストップ・ザ・関東馬!!牝馬クラシック第2弾「第74回オークス」(19日、東京)の最終追い切りが15日、美浦、栗東トレセンで行われた。桜花賞2着レッドオーヴァルが万全の仕上げをアピール。鞍上は桜花賞をアユサンで制したクリスチャン・デムーロ(20)。立場を変え、史上3人目の異なる馬での同一年牝馬2冠を目指す。同レースは16日、出走馬、枠順が確定する。 【オークス】
体調の良さは余裕の走りに表れていた。レッドオーヴァルの最終追いはCWコース。C・デムーロが騎乗し、フレデフォート(6歳1000万)を2馬身先行させてスタート。向正面は軽く流した程度だったが、コントロールの利いた走りで脚さばきも軽い。3〜4角で前との差を詰め、直線入り口で内に馬体を併せた。激しいアクションは一切なし。鞍上の手綱は全く動かないが、自然と前に出ていく。最後まで手綱を抑えたまま1F11秒9まで加速して1馬身先着。首筋をポンポンと叩いてゴールするほど、人馬共に余裕があった。
普段は坂路で調整されているオーヴァル。レース週の最終追いにトラックコースを選択したのは初めてだ。安田師は「左にモタれる面があり、コーナー、直線それぞれで鞍上に感触を確かめてほしかった」と意図を説明。「時計が速くなりすぎないよう、思っていた通りの調教ができた」と頬を緩ませた。引き揚げてきたC・デムーロも「動きがシャープで反応も良かった。ベリーグッドコンディション」と賛辞を並べた。
桜花賞出走時の体重が430キロと小柄だが、安田師は「あの細い体でよくあれだけの脚を使う」と感心する。デビューから5戦全てで最速の上がり(3F)をマーク。切れ味に絶対の自信を持つ。さらに「細身なのにカイバもよく食べる。精神的にも強いんだと思う」と、愛馬への信頼は揺るぎない。
桜花賞はいったんかわしたアユサンに差し返されて首差の2着。「本当に悔しかった」と安田師はあらためて振り返る。仕上がりについても「桜花賞の前は冬毛が残っていたし、もうひと息の体調。前回と比べて、体もひと回り成長した印象だし、最高の状態で送り出せる」と胸を張る。
「桜花賞でした忘れ物を取り戻したい」。指揮官は力強く締めくくった。最大のライバルとなるアユサンの力を把握している鞍上の手綱も心強い。桜は譲ったが、樫の女王の座は譲れない。
(スポニチアネックス)