2012年05月17日
ジェンティルドンナ×オークス×川田将雅。あらゆるデータを分析!
オークスが行われる今週。2歳王者・ジョワドヴィーヴル、サウンドオブハートといった有力馬の離脱が残念なところですが、桜花賞1〜3着馬をはじめとした中心馬が固まっている印象。とはいえこの状況って、3連単50万馬券が飛び出した昨年とよく似ているんですよね(ジョワドヴィーヴル=レーヴディソール、ジェンティルドンナ=マルセリーナ、ヴィルシーナ=ホエールキャプチャ)。波乱の目はありそうです。
そこで競馬天気では木曜日から日曜日までの4日間、2012年オークスを馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この4日間の連載をお楽しみください!
さて、第1弾となる今回は桜花賞を鮮やかな大外一気で制したジェンティルドンナについて分析していきます。
【1】ジェンティルドンナと東京芝2400mとの相性は?
桜花賞を大目標にした馬であれば当たり前かもしれませんが、ジェンティルドンナの最長距離経験は1600m。東京芝2400mに対する適性は未知です。
では、これまでのジェンティルドンナのレースぶりは?
桜花賞では鮮やかな大外一気を見せたジェンティルドンナですが、牡馬を一蹴したシンザン記念はインから鋭い差し脚で抜け出しました。この馬の特徴として「抜ける脚」がとんでもなく速いことが言えそうです。
シンザン記念好走→桜花賞制覇というのは昨年人気を裏切ってしまったマルセリーナと同じですが・・・使える脚の長さはそれほどでもない印象なので、距離を意識しすぎて位置取りが後方になってしまうようだと最後は脚が一杯というシーンがあってもおかしくないでしょう。
【2】ジェンティルドンナのローテーションは?
過去10年、前走桜花賞勝ち馬の成績は【4・0・1・5】複勝率50.0%。阪神外回りに施行条件変更以降は【2・0・1・1】複勝率75.0%ということで、ローテーション面に何ら不安材料はありません。
唯一気がかりなのはジェンティルドンナが年内4戦目でオークスを迎えるという点。やはり牝馬の王道ローテが年明け緒戦チューリップ賞→叩き2戦目桜花賞→叩き3戦目オークスであることは確か。シンザン記念は正月なのでほとんど昨年暮れのレースと間隔は変わりませんが、「ひとつ多い」ということは気に留めておきたいところです。
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【3】ジェンティルドンナの血統は?
ジェンティルドンナの父はディープインパクト。現役時代のイメージとは裏腹に産駒は1600mで能力を発揮する馬が多く、これまでの産駒G1勝ち鞍は桜花賞・安田記念と1600mのみ。牝馬に良績が集中している点が特徴です。
同年に産駒がデビューしたハーツクライとの得意距離を比較すると、ディープ=マイラー、ハーツ=クラシックディスタンス。それは両種牡馬の東京芝1600・2400m成績が物語っています。
(ディープインパクト産駒)
◇東京芝1600m【8・8・7・33】複勝率41.1%
◇東京芝2400m【3・2・2・17】複勝率29.2%
(ハーツクライ産駒)
◇東京芝1600m【2・4・2・23】複勝率25.8%
◇東京芝2400m【4・5・4・6】複勝率68.4%
ちなみにジェンティルドンナの母系にはダンチヒという名うてのスプリンター輩出種牡馬(アグネスワールド)の名前が。全姉ドナウブルーも1600mに良績が集中している馬で、スピード優先タイプという印象。スタミナを要求される距離に対する不安は残ります。
【4】ジェンティルドンナに騎乗予定の川田騎手は?
オークスでジェンティルドンナに騎乗を予定しているのは川田将雅騎手。現時点で全国リーディング4位と好調をキープしており、若手騎手のなかでは頭一つぬけた存在と言えます。
クラシック勝利実績があるように大舞台でも大きく割り引く必要はありませんが・・・気がかりなのは中山芝と東京芝での相性の差。
◇中山芝【7・9・13・67】複勝率30.2%
◇東京芝【5・5・3・108】複勝率10.7%
騎乗馬の質や枠順を考慮する必要はあるかと思いますが、それを差し引いてもこの差はスゴイ。クラシック戦線そのものを見ても乗り替りがプラスとは思えず、嫌なデータと言えそうです。
◇あすは「ヴィルシーナ×オークス×内田博幸。あらゆるデータを分析!」をお送りします!(続)
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