2010年11月13日
【エリザベス女王杯】全出走馬データ完全分析
※想定馬場:良/乾 気候/涼
1枠1番
コロンバスサークル 武豊
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。同馬は重賞で【0・0・0・5】と馬券圏内がなく、ここではやや厳しい印象がある。
馬場【3・1・0・8】
気候【1・0・0・3】
季節【2・1・1・3】
1枠2番
セラフィックロンプ 宮崎
短評:過去10年、前走府中牝馬S3着内馬の成績は【0・5・4・16】複勝率36.0%。馬券圏内に入った9頭にはGI連対実績or重賞で2戦連続連対中という共通点があり、マーメイドSから続けて2戦連続重賞連対中の同馬にとってはプラス材料だ。マンハッタンカフェ産駒は京都芝2200m重賞で【3・0・0・9】。
馬場【2・4・2・10】
気候【3・1・1・4】
季節【0・1・3・2】
2枠3番
レジネッタ 幸
短評:過去10年、前走から3ヶ月以上間隔を空けて臨む馬の成績は【1・0・0・9】で、馬券圏内に入ったのはトゥザヴィクトリーのみ。フレンチデピュティ産駒は【0・0・0・5】、母父サンデーサイレンスの馬は【0・0・0・8】とエリザベス女王杯と相性が悪く、古馬になってから2000m以上の距離での実績がない点もマイナスか。
馬場【2・1・2・13】
気候【3・0・2・4】
季節【2・0・2・5】
2枠4番
テイエムプリキュア 国分恭
短評:過去10年、7歳馬の成績は【0・0・0・2】。サンプルが少ないので何とも言えないところではあるが、世代間比較で不利な面は否めない。同馬が前走から斤量増で臨んだ際の成績は【0・0・0・7】であり、53→56kgの斤量増で臨む今回はさすがに厳しいか。
馬場【3・0・0・20】
気候【1・1・0・9】
季節【2・1・0・5】
3枠5番
アパパネ 蛯名
短評:過去10年、前走秋華賞1着馬の成績は【2・1・0・4】複勝率42.9%。降着処分を受けたカワカミプリンセスを含め、馬券圏外に敗れた4頭には1400m以下の距離を経験していたという共通点があった。キングカメハメハ産駒は京都芝2200mで【1・5・2・8】複勝率50.0%。データ上、大きなマイナスポイントは見当たらない。
馬場【4・0・0・1】
気候【1・1・0・0】
季節【3・0・0・1】
3枠6番
スノーフェアリー ムーア
短評:過去10年、外国馬の成績は【0・0・1・6】で、2003年タイガーテイルの3着が最高。同馬は1200・2000・2400mの距離で勝ち鞍があるように距離適性の幅が広いが、2400mでの自己ベストが2分31秒0というのは少々心もとない気が・・・ムーア騎手は日本のGIで【0・0・0・5】。
馬場【3・2・2・2】
気候【0・0・0・0】
季節【0・0・0・2】
4枠7番
サンテミリオン デムーロ
短評:過去10年、前走秋華賞4着以下に敗れた馬の成績は【1・0・0・27】。ゼンノロブロイ産駒は芝2200mで【0・1・0・9】。過去10年の連対馬20頭中、京都競馬場での連対歴がなかった馬はリトルアマポーラのみで、マイナス材料の多さは気がかりだ。
馬場【2・0・0・1】
気候【2・0・0・0】
季節【0・0・0・1】
4枠8番
ブライティアパルス 藤岡康
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。同馬は2走前のマーメイドSを制しているが、京都芝で【0・0・0・3】と馬券圏内が一度もなく、2200m以上の距離未経験である点も気がかりだ。
馬場【6・0・1・4】
気候【1・0・0・2】
季節【1・0・0・4】
5枠9番
メイショウベルーガ 池添
短評:過去10年、前走芝2000m以上の牡馬混合重賞を使われた馬の成績は【4・2・1・4】複勝率63.6%。前走から斤量増減なしで臨む馬の成績は【2・4・2・11】複勝率42.1%。池添騎手は京都2200m重賞で【3・1・3・16】で、今年行われた京都2200m重賞2レース両方で馬券圏内に入っている。フレンチデピュティ産駒が【0・0・0・5】と相性が悪い点をどう見るか。
馬場【3・0・5・9】
気候【1・0・2・5】
季節【3・0・1・3】
5枠10番
ヒカルアマランサス ルメール
短評:過去10年、前走から3ヶ月以上間隔を空けて臨む馬の成績は【1・0・0・9】で、馬券圏内に入ったのはトゥザヴィクトリーのみ。同馬は1800mまでの勝ち鞍しかなく、2200m以上の距離を走るのは今回が初。本質的にマイラーの感は否めないが・・・アグネスタキオン産駒は京都2200m重賞で【3・0・0・6】。
馬場【3・2・0・5】
気候【2・0・0・0】
季節【1・1・0・1】
6枠11番
プロヴィナージュ 佐藤哲(出走取消)
6枠12番
アニメイトバイオ 後藤
短評:過去10年、前走秋華賞2着馬の成績は【1・1・1・3】複勝率50.0%。ブエナビスタを除いて馬券圏内に入った3頭中2頭には秋華賞で上がり3F最速という共通点があり、秋華賞で上がり最速をマークした同馬にとってプラス材料となりそうだ。ゼンノロブロイ産駒は芝2200mで【0・1・0・9】と未だ未勝利だが・・・
馬場【3・2・1・2】
気候【0・1・0・1】
季節【3・2・1・0】
7枠13番
サンレイジャスパー 難波
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。同馬は2007年以来馬券圏内はおろか掲示板に入ったことすらなく、厳しい印象は拭えない。
馬場【3・5・3・19】
気候【0・0・1・4】
季節【0・1・1・6】
7枠14番
アースシンボル 田中勝
短評:過去10年、前走1600万下から参戦した馬の成績は【0・0・0・8】。重賞実績馬の厚い壁に跳ね返されている格好だ。トウカイテイオー産駒は京都2200mのGIで【0・0・0・4】、田中勝騎手は京都芝GIで【0・1・2・26】と未だ勝ち鞍がない。
馬場【3・2・4・9】
気候【1・0・2・3】
季節【1・0・1・3】
7枠15番
ムードインディゴ 川田
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。ダンスインザダーク産駒は京都芝2200mGIで【0・0・0・5】であり、今年に入ってから一度も馬券圏内がない点もマイナスだ。
馬場【3・1・0・12】
気候【0・0・0・6】
季節【1・2・0・3】
8枠16番
アーヴェイ カステリャーノ
短評:過去10年、外国馬の成績は【0・0・1・6】で、2003年タイガーテイルの3着が最高。同馬は2000mまでしか勝利経験がなく、それ以上の距離は2400mで10頭立て8着という結果に終わっている。同馬の父・デインヒルダンサー産駒は芝2100m以上で【0・1・1・6】であり、距離克服が課題になりそう。
馬場【4・2・3・3】
気候【0・0・0・0】
季節【3・0・0・3】
8枠17番
リトルアマポーラ 福永
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。同馬は2008年のエリザベス女王杯覇者だが今年に入って馬券圏内は一度もなく、全盛期の力を期待するのは酷かもしれない。
馬場【3・0・1・9】
気候【3・0・0・2】
季節【1・0・0・4】
8枠18番
シングライクバード 鮫島
短評:過去10年、前走府中牝馬S4着以下に敗れた馬の成績は【0・0・2・36】で、馬券圏内に入った2頭には近2走内に重賞連対歴があった。シンボリクリスエス産駒は芝GIで【0・0・2・24】と未だ連対歴がなく、実績的にも厳しいところだ。
馬場【4・2・4・9】
気候【0・2・1・1】
季節【0・1・0・6】
【見解】
現時点での1番人気は3歳馬・アパパネ。三冠馬の実力を素直に評価する向きが大勢を占めているようだ。それに続くのが古馬のメイショウベルーガ。こちらは今年に入って対牡馬相手に重賞2勝を挙げており、その2勝はいずれも京都外回りでのもの。コース適性と経験値に関して言えばアパパネを上回っており、逆転の望みを託すならメイショウベルーガということになるのかもしれない。
想定馬場は良/乾。逃げ・先行馬が揃っていることから昨年のような展開は考えにくく、全馬実力を発揮できる流れが予想される。馬場実績を素直に評価すれば、良/乾で【4・0・0・1】のアパパネ、【3・2・1・2】のアニメイトバイオの3歳馬2頭を軽視するわけにはいかない。
気候・季節実績で取り上げたいのはセラフィックロンプ。気候【3・1・1・4】季節【0・1・3・2】の数字だけを見れば特別この時期を得意としているようには見えないが、8連対中7連対が9月〜5月&12℃〜25℃の比較的過ごしやすい時期でのものであり、それだけに25℃を超える気温のなかで行われたマーメイドSでの2着好走には驚かされた。また、9月〜11月が【3・2・1・0】のアニメイトバイオも季節巧者として強調しておきたい。
(競馬天気)