2010年09月26日

【直前レース予想】神戸新聞杯

歴史的なスローな展開で瞬発力勝負となったダービー、その結果は鵜呑みにはできない。特に、展開の利を最も受けたのはローズキングダム。距離の不安を抱える同馬にとって、スタミナより切れで勝負できたのは幸運だった。エイシンフラッシュにしても、上がり32秒台の究極の末脚はこの展開でこそ生きたと言えなくもない。両馬ともここは、あくまでトライアル、本番は先である。

注目は、ダービー組でも展開に泣いた馬。8着のサンディエゴシチーは上がり33.0秒、スムーズに追い出せれば最速に迫る上がりを繰り出せたはず。フラッシュと0.5秒差なら立派。昨年デビューから秋口に3連勝しており、この気候で一発注意。

ダービー11着のレーヴドリアンは末一手の馬で展開に左右されるが、外回りでは注目したい。皐月賞は馬場、ダービーは展開と敗因は明確で、この距離とパンパンの馬場なら上がり最速を繰り出して上位に迫れる。阪神(1010)、2勝はいずれも良乾馬場。

きさらぎ賞1着のネオヴァンドームは、皐月賞17着後休養したが、立て直しに成功したようで侮れない。狙いどころである。

上がり馬ではビックウィーク。キングダムを除く有力馬が後方待機となれば、逃げを打てるこの馬にチャンス。スタミナもありそうで、展開的に面白い存在。

◎サンディエゴシチー
○ネオヴァンドーム
▲ビックウィーク
△エイシンフラッシュ
△レーヴドリアン
×ローズキングダム

(3連単フォーメーション)
6.9.1.5→6.9.1.5.10→6.9.1.5.10.3
(馬連)
6.9→6.9.1.5.10.3
(単勝)
6.9

(競馬天気:本紙)